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【特集】海を汚染する『マイクロプラスチック』 ストローやポリ袋だけじゃない “人工芝”や“肥料”も発生源に

2019/12/6(金) 15:34配信

MBSニュース

「世界の海を汚染している」と問題になっている小さな小さなゴミ『マイクロプラスチック』。これまではポリ袋やストロー、ペットボトルのポイ捨てなどが主な原因とみられてきたが、ある調査に密着すると、これだけではないことが見えてきた。

琵琶湖を漂う「マイクロプラスチック」

調査は2019年10月、滋賀県大津市の琵琶湖で始まった。

「ぱっと見はとてもきれいに見えるんですけど、意外と浮いていたりするのがプラスチックなので。」(環境ベンチャー「ピリカ」 小嶌不二夫さん)

調査を行うのは環境問題に取り組むベンチャー会社「ピリカ」。「アルバトロス6号」と名付けられた手作りの装置が琵琶湖の中へと沈む。

モーターが大量の水を勢いよく吸い込み、装置内のネットに水中の浮遊物が取り込まれていく。

(小嶌さん)「引き上げてください。」

ネットから見つかったのは…

「いっぱい水草が付いてますね。でもありますね。水色のやつ。小さいかもしれませんが、明らかに“人工的な色”というか、自然界にこういう水色のものは存在しないので、これはマイクロプラスチックの1つだと思います。」(小嶌不二夫さん)

琵琶湖を漂っていた直径5mm以下の微細なゴミ「マイクロプラスチック」だ。

国際的にも警鐘 人体への影響はまだ不明

マイクロプラスチックの海への流入は近年、国際的にも警鐘が鳴らされている。

「G20が結束して新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す。」(安倍晋三首相 2019年6月)

海洋ゴミの問題は2019年6月のG20大阪サミットでも主要テーマの1つになった。今や地球温暖化と並んで、地球規模で対策が検討されている。ペットボトルやレジ袋などのプラスチックゴミがひとたび海や川へ流出すると、紫外線や水の流れによって粉々になる。これに有害な化学物質が付着するため、餌と間違えて食べた魚や鳥などへの悪影響が懸念されている。またマイクロプラスチックは人体に取り込まれても排出されるが、化学物質の影響については分かっていない。

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最終更新:2019/12/12(木) 14:13
MBSニュース

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