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生誕130年で龍野定一展 厳訓無処罰の校長、大中立て直す 徳之島町生涯学習センター

2019/12/6(金) 13:00配信

南海日日新聞

 鹿児島県の県立大島中学校(現在の大島高校)元校長で徳之島町名誉町民の故龍野定一氏の生誕130年記念企画展が5日、同町生涯学習センターで始まった。龍野氏の著書や写真など約60点を展示している。来年1月5日まで。

 龍野氏は1889年、同町亀津生まれ。福岡県立東筑中学校で教員生活をスタートさせ、1924年に大島中学校に校長として赴任。同校は当時、暴力事件など騒動が多い学校だったが、生徒を訓示で正しい道へ導き、悪さをしても処罰しない「厳訓無処罰教育」を貫き、規律正しい勤勉な学校に更正させた。

 その後も鹿児島県の福山中学校、東京都の私立中野中学校(現明大中野高)などで校長を歴任。54年には社会教育功労者として文部大臣表彰を受賞、65年に名誉町民になった。

企画展は同町立図書館と町郷土資料館が主催。同センター1階ロビーには、龍野氏の略歴年表や写真、著書などが展示され、多くの住民が足を止めて鑑賞した。

 町立図書館の里光和恵館長は「昨今、教育現場やスポーツ現場でいじめやパワハラが社会問題になっている。徳之島町が誇る大先輩の実践した厳訓無処罰の教育を見直す機会になれば」と来場を呼び掛けている。

 展示時間は午前8時半~午後6時半(土日祝日は同5時)。12月28日から2020年元日までの5日間と1月3日は休館する。

奄美の南海日日新聞

最終更新:2019/12/6(金) 13:00
南海日日新聞

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