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仲川輝人はいかに覚醒したのか? 日本代表の起爆剤へ、マリノスで爆発させた才能の歩み

2019/12/6(金) 12:10配信

REAL SPORTS

2019シーズンのJリーグに旋風を巻き起こした横浜F・マリノスの原動力として、ピッチの上を縦横無尽に駆け回った男が、ついに日本代表に招集された。ほんの2年前までJ1出場数はわずか6、ゴールはゼロ。自分の居場所を見つけられなかった仲川輝人は、いかにしてこの舞台にまで上り詰めたのだろうか――。

J2クラブへ2度の期限付き移籍から、J1得点王争い、そして日本代表

待ち焦がれていた吉報が届いた。しかも、望外のサプライズを伴って。日本サッカー協会から12月4日に発表された、EAFF E-1サッカー選手権2019に臨む日本代表メンバー22人のなかに、15年ぶりとなるJ1制覇へ王手をかけている横浜F・マリノスの一番星、仲川輝人の名前が刻まれていた。

しかも、同時に発表された背番号は「10」を託されている。専修大学からマリノスに加入して5年目。その間にJ2クラブへの期限付き移籍を2度経験している27歳の苦労人へ、東京・文京区のJFAハウスでメンバーの発表会見に臨んだ森保一監督は、大きな期待とともに賛辞を贈っている。

「仲川に関しては得点という結果、所属チームにおける存在感という部分でも日本代表にふさわしい活躍をしている。一度代表の活動を経験してもらいながらコンセプトを理解してもらうことで、これから先の日本代表の戦力になりうる可能性をもっている。所属チームで活躍した先には代表でのプレーがあることを、誇りをもって戦える場があることを知ってもらえれば、と思っています」

右ウイングを主戦場としながら、最終節を残すだけとなった明治安田生命J1リーグで15ゴールをマーク。チームメイトのMFマルコス・ジュニオールと並んでトップに立ち、9を数えるアシスト数でもベガルタ仙台のDF永戸勝也にわずか1ポイント差の2位につけている。

まさに八面六臂の大活躍を演じ、マリノスをけん引している仲川が、昨シーズンの開幕時点でJ1リーグ戦の出場がわずか6試合、先発はゼロ、出場時間が120分を超えた程度だったと言われても、にわかには信じ難い。当然ながらゴール数もゼロだったが、仲川は心のなかでこう念じ続けていた。

「1点を取れば、必ずゴールする感覚を取り戻すことができる」

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最終更新:2019/12/6(金) 13:23
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