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古河電工、抵抗材料向け銅合金製品販売量の倍増目指す。自動車・電子分野を拡販

2019/12/6(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 古河電工は抵抗材料として用いる銅合金製品の販売数量を今後3年内をめどに倍以上に増やしたい考えだ。抵抗材料は合金成分の工夫などで電気抵抗値を安定化・向上させたもの。銅合金線は成長が見込まれる自動車用シートヒーターなどの市場で販売を拡大。銅合金条は回路の電流値を検出する電子部品であるシャント抵抗やチップ抵抗などで充実した品ぞろえを生かして拡販する。

 同社では抵抗材料として銅をベースにした合金の丸線・平角線や条を製造している。マンガンやニッケル、錫を添加する合金成分などの工夫で電気抵抗値をきめ細かく制御。幅広くシリーズ展開しており、顧客は最適な抵抗値の材料を選択できる。
 今後自動車の技術革新や次世代高速通信(5G)の普及などで市場は拡大する見通し。抵抗用銅合金線はシートヒーター向けの販売増を期待。車の電動化で車内暖房としてシートヒーターの普及が進むほか、海外で便座用ヒーターの需要が増える見込み。グループ会社で抵抗線を使うヒーター線を手掛ける東京特殊電線と連携を強化すると同時に、幅広い顧客に対し供給を拡大し成長市場を取り込む。同社のヒーター線は抵抗線を糸の周りに横方向に巻き付ける製法で、高い耐屈曲性を有することなどが特徴。
 抵抗用銅合金条を用いるシャント抵抗やチップ抵抗は電動車のほか5G普及で伸びが見込まれる携帯端末で、電池を管理するシステムに使われる。抵抗材料の幅広い品ぞろえや、素材として使われる抵抗材料と無酸素銅を一括提案できる強みを生かし、中長期的に増えるニーズに応える。

最終更新:2019/12/6(金) 6:02
鉄鋼新聞

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