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混戦必至!2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー候補車の気になる実力【2】

2019/12/6(金) 7:00配信

&GP

いよいよ本日、2019年12月6日に、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下、COTY)が決定します。

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今回のノミネート車種は、2018年11月1日から2019年10月31日までに発表または発売され、年間500台以上の販売が見込まれる乗用車全35台。そのうち、選考委員の投票で選ばれた上位10台の“10ベストカー”が、最終選考へと勝ち残りました。

気になる2019-2020“10ベストカー”の実力とは? 目前に迫った最終選考を前に、選考委員を務めるモータージャーナリスト・岡崎五朗氏が、それぞれの魅力や気になる点について3夜連続で解説。今回はその第2弾(※掲載順は2019-2020COTYのノミネート番号順)。

オトナっぽく上質感を感じさせるデザインが最大の魅力

日産「デイズ」・三菱「eKクロス/eKワゴン」

共同開発により誕生した日産自動車の「デイズ」と、三菱自動車の「eKクロス」「eKワゴン」。この3モデルに共通する最大の魅力は、オトナっぽく上質感を感じさせるデザインだ。

最近の軽自動車には、大抵、大人しいルックスの「ノーマル系」と、ギラギラとしたメッキパーツでデコレートした「カスタム系」という、ふたつのグレードが設定されている。中でも後者は、人気が高いこともあり、いかに派手な見た目に仕立てるか、メーカー間での競争が繰り広げられている。

そんな中、デイズ、eKクロス、eKワゴンは、そうしたカスタム系グレードのラインナップを止めた。正しくは、デイズには「デイズ ハイウェイスター」と呼ばれるカスタム系グレードが存在するものの、ライバル車のように下品な見た目ではないし、eKシリーズでは、カスタム系の代わりにSUVルックのeKクロスをラインナップすることで、軽自動車の新たなニーズを掘り起こしている。

デイズ、eKクロス、eKワゴンは、豊富なカラーラインナップも魅力だ。その上でツートーン仕様は、色の組み合わせのセンスが良く、塗り分けもカッコいい。一方のインテリア、中でも、オプションの“プレミアムインテリア”仕様は、随所にソフトパッドをあしらい、軽自動車とは思えない上質感をプラスしている。

上手いなと感じたのは、こうした上質なインテリアを、ユーザーにオプションで選んでもらえるようにしたこと。上質感を出したくてソフトパッドをあしらいたくても、コストの制約がある軽自動車では、ハードな樹脂パーツの一択というケースが多かった。しかし、上質なインテリアを求めるユーザーには、「オプション代金を支払ってもらえれば提供できます」という手法は、軽自動車の立ち位置を考えると非常に健全だ。もちろん、見比べて「いらない」と感じた人は、選ばなければいいだけ。しかし、プレミアムインテリアを実際に見てしまうと、きっと欲しくなるはずだ。

個人的には、こうしたクルマ作りをさらに推し進めることもアリだと思う。静かなクルマが欲しいユーザーには、遮音材をプラスできるようにしたり、上質な乗り味のクルマが欲しいユーザー向けには、より上質なショックアブソーバーを用意したりと、静粛性や乗り心地もエクストラコストを払うことで良くなるようにすればいい。ダウンサイジングなどで、軽自動車をファーストカーとして乗る人が増えている昨今、軽自動車でも上質なクルマを提供できるというのは、売り方として新しいと思う。

走る・曲がる・止まるに関しては、荒れた路面でのゴツゴツとした乗り心地と、高回転域まで回していった際のゴロゴロ、ザラザラとしたエンジンの音質が、ちょっと気になる。この辺りはライバル車の進化が著しい部分だけに、今後の進化に期待したいところだ。

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最終更新:2019/12/6(金) 7:00
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