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JTBが「陸のクルーズ」でヨーロッパに注力する裏事情

2019/12/6(金) 18:30配信

MONEY PLUS

旅行代理店大手のJTBが、全社的に力を入れるエリアとして指定する「グローバル・デスティネーション・キャンペーン」。2017年度はシンガポール、2018年度はオーストラリア、2019年度はハワイときましたが、2020年度はヨーロッパに決まりました。

【写真】ヨーロッパをめぐる現地発着バスの中身

ヨーロッパに注力するのには、どのような狙いがあるのでしょうか。12月5日に開かれた「2020年度JTB海外旅行 新商品発表会」の内容から探ります。

ヨーロッパをめぐる現地発着バス

ガラス張り2階建てのバスで、フランス料理のフルコースディナーを食べながら、パリの観光名所を巡る――。これは今回発表された新商品の1つです。JTBがバスレストラン「バストロノーム」を365日チャーターし、ミシュランガイド2つ星のシェフが監修した食事を提供します。

また、「その時期、その場所でしか体験できない感動」を届けるという「旬の旅ヨーロッパ」は、個人旅行では計画しづらいイベントに行けるプラン。スペインのトマト祭りや、ドイツのオクトーバーフェストなどがラインナップされています。

「差別化コンテンツとして、貸し切り観光・特別観光を強化する」と、海外仕入商品事業部・商品戦略部の武藤好則部長は、新商品の狙いを説明します。

さらに2020年度は、2019年4月から開始した「ランドクルーズ」の運行ルートを拡大。ヨーロッパ16ヵ国をカバーしており、今回新たに「美食の街スペイン北部バスク地方」「クロアチア・スロベニア」「イギリス コッツウォルズと湖水地方」の3ルートが加わります。

ランドクルーズは宿泊・観光付きの現地発着型の周遊バスツアーで、「海にクルーズがあるように、陸にもクルーズを」がコンセプト。利用者は行きたい場所に合わせて、バスを自由に乗り継げます。バスには日本語現地係員が同乗し、1人からの出発保証もあります。

これまでの利用者は約2600人で、約4割がJTBの新規利用者。「自分の力ではいけない場所に行けて満足」「すごい行列だったのに殆ど待たずに観光できた」「夕食がついていないのが魅力」といった声が寄せられているといいます。

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最終更新:2019/12/6(金) 18:30
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