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OPEC減産の50万バレル拡大で基本合意、6日会合で詰めの協議

2019/12/6(金) 3:41配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 石油輸出国機構(OPEC)は5日にウィーンの本部で総会を開き、来年1-3月(第1四半期)末に終了を予定していた減産の延長と生産目標のさらなる引き下げについて協議した。

加盟国の代表らが明らかにしたところでは、OPEC石油相らは減産目標をさらに日量50万バレル拡大することで原則合意した。

だが、OPECは生産目標の調整に関する合意の詳細を明確にすることは避けており、イラクなどからの異論もあって、調整の配分を詰め切れなかったもようだ。

OPECの主要産油国の中で、イラクによる減産合意の履行状況が最も悪く、同国の新たな生産目標が特に障害になったと加盟国代表らは指摘した。

BNPパリバの商品市場戦略責任者ハリー・チリングイリアン氏は「あらかじめ知られていた困難、すなわち市場シェアをさらに譲り渡す意欲の欠如が、減産の拡大で露呈した」との見方を示した。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は「減産について6日に全てが明らかになるだろう」と発言。OPECと非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」と6日に詳細について詰めの協議が必要だと加盟国の代表は述べた。

OPECは今年の多くの期間を通じて、従来の目標を上回る減産を続けており、現状を事実上追認する生産目標引き下げでは、来年初めに供給過剰に戻ると予想される市場への供給はほぼ変わらない。

OPECプラスの減産合意修正に伴うサウジの新たな生産目標は、日量1010万バレルを上回る可能性が高いと代表の1人が明らかにした。

OPECの最新月報の推計では、サウジの10月の産油量は日量990万バレル。サウジは同月の生産量を同1030万バレルとOPEC事務局に伝えていた。

ロシアのノバク・エネルギー相はブルームバーグテレビジョンに対し、2020年1-3月に適用される新たな割り当ての施行について、OPECプラスの全てのメンバーが約束した減産を100%履行することが条件になると語った。

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最終更新:2019/12/6(金) 10:52
Bloomberg

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