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アラムコ、世界最大のIPOを実施-256億ドルを調達

2019/12/6(金) 4:34配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、新規株式公開(IPO)を実施し、過去最高の256億ドル(約2兆7840億円)を調達した。IPO価格は32リヤル(約930円)。企業価値は1兆7000億ドルと評価された。応募額は1190億ドルだった。

サウジのムハンマド皇太子はアラムコのIPOを実施にこぎ着けたことで、野心的な経済改革計画を再び軌道に乗せることができそうだ。皇太子によるエリート層追放への反発といった国内問題や、米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ジャマル・カショギ氏の殺害事件とイエメンでの戦争を巡る国際社会の強い憤りでIPOはずれ込んでいた。

しかし、今回のIPOは皇太子が最大1000億ドルの資金調達を目指すと2016年に最初に構想を打ち出したものとは大きく異なる結果となった。アラムコは発行済み株式の1.5%の公開にとどめたほか、2兆ドルの企業評価を求める同社に海外投資家が二の足を踏んだことから国内上場のみとした。

代わりにアラムコは、地元の投資家と近隣のペルシャ湾岸アラブ諸国からの資金に大きく依存した。個人向けの募集では、500万人近くの投資家が応募。機関投資家向けの募集は4日に締め切られ、応募額は3970億リヤル相当(約11兆5100億円)に上った。

アラムコ株式の取引が開始されれば、その時価総額はマイクロソフトやアップルを抜いて世界最大となる見通し。

原題:Saudi Aramco Raises $25.6 Billion in World’s Biggest IPO (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Matthew Martin

最終更新:2019/12/6(金) 7:48
Bloomberg

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