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民家に親子3遺体、殺人容疑の妻「介護量増えてきつくなった」

2019/12/7(土) 7:55配信

福井新聞ONLINE

 福井県敦賀市の民家で高齢の親子3人の遺体が見つかった事件で、夫(70)への殺人容疑で逮捕された会社役員岸本政子容疑者(71)が「3人の介護量が1年ほど前から同時に増えてきつくなった」と弁護人に話していることが12月6日、分かった。弁護人と会話する一方、取り調べには黙秘しているという。県警は7日にも、90代の義父母を殺害したとして殺人容疑で再逮捕する方針。

⇒親子3人殺人事件の概要

 一家は4人暮らしで、岸本容疑者が3人の世話をしていた。11月17日未明に木造2階建ての自宅で夫の首を絞めるなどして殺害した疑いで同日、逮捕された。遺体は2階寝室で見つかり、近くに凶器とみられるタオルがあった。

 同居の義父(93)と義母(95)の遺体は1階のベッドで見つかった。夫は足が不自由で、義母は要介護1、義父は要支援2の認定を受けていた。

 弁護人によると、岸本容疑者は食事や薬の準備、処方など3人の世話をしていた。自宅と職場を往復することや、塗り薬の塗布のため夜中に起きることもあり、睡眠時間は少なかった。接見時の様子について弁護人は「精神的に不安定。倦怠感や疲労感、不安感などがあり『介護うつ』のような状態と感じた」と話した。

 岸本容疑者は逮捕直後、調べに対し「3人の首を絞めた」と供述していたが、弁護人が付いた18日ごろから黙秘に転じた。弁護人は「本人と話し合い、こちらの方針で決めた」としている。

福井新聞社

最終更新:2019/12/7(土) 7:55
福井新聞ONLINE

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