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紅茶の元祖は中国だった!? 烏龍茶、プーアル茶だけじゃない「中国茶」の種類

2019/12/7(土) 11:11配信

TOKYO FM+

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。11月30日(土)放送のテーマは「中国茶」。カメラマンの菊地和男さんに「中国茶の種類」について伺いました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年11月30日(土)放送より)

── 中国茶ってどんな種類があるんですか?

中国茶は大きく六大茶葉に分類されます。具体的には緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の6つ。私たちにもなじみのお茶で言えば、緑茶は日本茶と同じですし、青茶は烏龍茶、黒茶はプーアル茶のことですね。それから紅茶も中国が元祖で、イギリスの発明ではありません。

日本人は中国茶と聞くと烏龍茶やプーアル茶を思い浮かべますが、中国でもお茶と言えば緑茶が基本。生産量の65%くらいは緑茶です。もともと、どのお茶も原料となるお茶の葉は同じ。「このお茶に向いている」みたいな品種はあっても、本質的には同じ茶の葉です。

── では、お茶の種類によって何が違うんでしょう?

加工の方法が違います。緑茶はお茶の葉を摘んだらすぐに殺青(さっせい)と言って加熱します。火を入れることで酸化させずに作るんです。白茶は摘んだ葉に火を入れずに、そのまま乾燥させます。香港では飲茶のときによく飲まれますね。黄茶は緑茶のように火を入れた後、少し湿気のある状態で1~2晩ほど寝かせてから乾燥させます。独特の香りが楽しめるお茶です。

青茶は萎凋(いちょう)と呼ばれる加工を長めにします。これは茶葉に火を入れず放置して、酸化させて香りや味わいの成分を変化させる工程で、そのときは湯気が出るくらい熱くなって手をかざすと熱を感じるほど。どこかで火入れして酸化を止めて、いろいろな香りの烏龍茶が作られます。

その萎凋をものすごく長くやると紅茶に。そして最後に黒茶は、まず緑茶を作ります。それを揉んでから、長い時間積んでおくんです。その間にカビが付いたり発酵したりして、プーアル茶のような真っ黒なお茶になります。

── 地域によってお茶の種類も違うんでしょうか?

最初に言った通り、基本的にはどこでも緑茶が一番飲まれているのですが、地域によって品種が少しずつ違い、それぞれに向いたお茶があるので、各地に銘茶と呼ばれるお茶があります。緑茶なら揚子江の南の浙江(せっこう)省で作られる龍井茶。安徽(あんき)省の黄山毛峰(こうざんもうほう)茶も緑茶で、仙人が住みそうな山の麓で作られます。烏龍茶は福建省が有名ですね。

実は揚子江よりも北ではお茶の生産はおこなわれていません。寒いとお茶が生育しませんから。インドのダージリン地方もそうですが、お茶は暖かくて、湿気があって、ときどき曇るような地域で作られます。竹がものすごく成長するような環境だと、非常に良いお茶ができるイメージです。

最終更新:2019/12/7(土) 11:11
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