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落合打撃からもヒント!東大野球部新監督の元中日・井手峻氏は42連敗中の東京6大学最弱チームをどう改革するのか?

2019/12/7(土) 6:03配信

THE PAGE

 理想の監督像は1972年から引退する1976年まで世話になった“ウォーリー“与那嶺要氏のスタイルだ。

「星野も高木守道さんも与那嶺さんの元でプレーして後に監督になった時、“与那嶺さんの影響を受けた”と言う。そのはしくれにいた私としても、その気持ちはよくわかる。静かだがファイトする。技術うんぬん、采配うんぬんではない。人として上に立つ人間の理想」」

 阪急、近鉄を鍛え常勝軍団にした西本幸雄氏のことも「凄いなと思った」。
「あの人が歩いた跡のチームには、どこも凄い打線ができた」
井手監督は、東京6大学の50周年の記念試合で、西本氏が打席に立ったのを見たことがある。「ひとふりしたとき、そのスイングに脅かされた。見事なまで綺麗なダウンスイング。こういうことを教えているのか。と思わされた」。

「弱者が強者に立ち向かう」スタイルとしては、京大のアメリカンフットボール部を日本一にまで導いた水野弥一元監督を参考にしたいという。
「水野さんは私の理想だった。“トレーニングの一つ一つが念仏になるようにしたい“とチームを鍛えて強くした。細かい技術が必要となる野球とアメフトではジャンルは違うが、どこかに共通点がないかと考えている」
 2017年の秋には、のちに日ハムに入団することになる左腕、宮台康平を擁して15年ぶりの勝ち点を法大からあげて以来、勝ち点がなく、勝利そのものも10月8日の法大戦で8-7で勝利して以来、4シーズン遠ざかっている。引き分けを挟んで42連敗中だ。

 井手監督には大学時代の苦い思い出がある。
「優勝の自覚がなかった」
 開幕の慶大戦で連勝して勝ち点を奪ったが、それで満足してしまっていたという。
「下手な試合をしなければよかったんだ」
 プロに入団して明大や法大の強豪大出身の選手と話をする中、覚悟の違いを思い知らされた。「彼らは、負けられないという気持ちでやっていた。あわよくば勝てれば、という気持ちでやっていた僕らとは違った」。自省録をOB誌に投稿したという。

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最終更新:2019/12/7(土) 18:11
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