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ハードフォークが迫る中「ディフィカルティボム」のタイミングを再検討──イーサリアム開発者ら

2019/12/7(土) 7:00配信

CoinDesk Japan

新たに提案されているイーサリアムのハードフォークは、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行を複雑化することを避けるために、重要なネットワーク機能の稼働を2年先まで延期するかもしれない。

1月にもハードフォークを予定

ハードフォーク「イスタンブール」が目前に迫る中、11月中旬に作られたイーサリアム改善提案(EIP)2387は「ディフィカルティボム」あるいは「アイス・エイジ」を400万ブロック、あるいは約611日先延ばしするために、新たなハードフォークを暫定的に1月6日に予定している。

このハードフォークは「ミュアー・グレイシャー(Muir Glacier)」と呼ばれている。後退を続けるアラスカの氷河にちなんだ名称だ。

906万9000ブロックで予定されているこのハードフォークは、コンセンサス・メカニズム「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」に基づく現行のチェーンから、Eth 2.0と呼ばれる「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」への移行の第1フェーズである「ビーコン・チェーン(Beacon Chain)」の間の橋渡しにもなっている。

EOS、バイナンス・チェーン(Binance Chain)、サブストレート(Substrate)といったネットワークがイーサリアムからプロジェクトを奪おうとしている中、開発者らは2019年11月29日(現地時間)、Eth 2.0への移行に伴って現行のチェーンの健全性を保つことについての懸念を電話会議で表明した。

事態をさらに複雑にしているのは、イーサリアムの次の大きなハードフォーク「イスタンブール(Istanbul)」が12月7日に予定されていることだ。

開発者会議で大まかな意見の一致をみた後でその可能性は低いと思われるが、開発者らがミュアー・グレーシャーに関して早々に合意できなければ、ブロックタイムは上昇を続け、取引手数料はユーザーを締め出し、現行のネットワークの能力は制限される。

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最終更新:2019/12/7(土) 7:00
CoinDesk Japan

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