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サウジが予想外の自発的減産発表、OPECプラスで予想上回る規模に

2019/12/7(土) 4:32配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): サウジアラビアは6日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」会合で合意した減産に加えて、さらに自発的に減産すると明らかにした。OPECプラスは現在の生産水準と一致する日量50万バレルの減産を決定していた。

サウジの予想外の表明を手掛かりに原油相場は上昇。アブドルアジズ・エネルギー産業鉱物資源相は、来週上場を果たす国営石油会社サウジアラムコの評価額が2兆ドル(約217兆円)を近く突破すると語った。ブルームバーグがまとめたデータによると、サウジが示唆した減産を実施すれば、継続的なベースでは2014年以来の低水準になる。

サウジアラムコは新規株式公開(IPO)で企業価値を1兆7000億ドルと評価された。アブドルアジズ氏は、11日の上場から「数カ月以内」に2兆ドルに達するとの見方を示した。

アラムコにアブドルアジズ氏の見通しについてコメントを求めたが返答は得られていない。

OPECプラスはこの日、減産に合意したが、最近の生産水準を追認する規模でしかなかったことから、アナリストは当初「中身がない」として重要視しなかった。

だがその後の記者会見で、アブドルアジズ氏が「(サウジの公式生産目標からさらに)日量40万バレルの減産を自発的に継続する」と表明。これによりOPECプラスの減産規模は合計で日量210万バレルとなり、会合前のあらゆる市場予測を上回ることになる。

同氏は、サウジの自発的な追加減産は他のOPEC加盟国がそれぞれの生産目標を完全に履行することが条件になるとくぎを刺すことも忘れなかった。過去1年では、イラクやナイジェリア、ロシアなど数カ国が割当量を一貫して上回る生産を続けていた。

原題:Saudis Make Surprise Oil Cut With Eye on $2 Trillion Aramco (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Annmarie Hordern, Salma El Wardany, Grant Smith, Javier Blas

最終更新:2019/12/7(土) 4:32
Bloomberg

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