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涙の2年連続シルバーメダル ノリスは亡き父に「誇り高く」

2019/12/8(日) 19:41配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(8日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

フーテンの「虎」さん

今平周吾に再び賞金王のタイトルを阻まれたショーン・ノリス(南アフリカ)は、7月に亡くなった父・パトリックさんを思い、涙した。賞金ランク逆転のためには優勝しかなかったシーズン最終戦で通算5アンダーの4位。2年続けてランキング2位に終わった。

ホールアウト後のインタビューエリアで、胸に思いが込み上げてきた。「ことしは心情的にも難しい一年だった」。ノリスは188㎝の背を少しかがめ、手を目にやった。夏場に父を亡くし、プロゴルファーでもある弟のカイルさんを9月からキャディに起用。二人三脚で家族の夢を追った。

ゴルフを始めるきっかけをつくってくれた父は生前、「ゴルフは精いっぱい頑張るのと同時に、楽しまないといけない」と話していたという。「彼の教えを自分のプレーにも取り入れたかった」。9月末まで20位だった賞金ランキングを後半戦に一気に上げて、ことしもレースに加わった。

10月「トップ杯東海クラシック」では終盤に逆転劇を演じ、11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」ではアマチュアの金谷拓実(東北福祉大)と最終日に激闘を繰り広げて2位。このシーズン最終ラウンドも後半12番から2連続バーディを奪い、上位に接近。要所でロングパットを立て続けに決める勝負強さが際立った。

2019年の出場試合は今大会が最後とする一方で、来年4月の海外メジャー「マスターズ」出場に向けた戦いは、3月まで続く。「自分の活躍は父の夢でもあった。父が亡くなった後に自分がファイトし続けられたことを誇りに思う。来年は強くなって帰ってきたい。今度こそ賞金王を取りに行く」。涙を拭いて、力強く言った。(東京都稲城市/桂川洋一)

最終更新:2019/12/8(日) 19:41
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

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