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世界中で話題の「テトリス・チャレンジ」とは? 盛り上がる警察・消防のソーシャルメディア利用

2019/12/8(日) 6:00配信

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「怖い」イメージの払拭に努める世界の警察・救急

どの国でも警察や消防というのは「怖い」「堅い」というイメージがある。犯罪の抑止や緊急時の対応がお仕事なのだからある程度は威厳がないと困るのだが、利用者である市民とあまりに距離感があるのも困る。というわけで、いま世界中の警察・緊急サービスの間で主にソーシャルメディアを利用してアピールする取り組みが活発になっている。

各国の警察の市民へのPR例

たとえば、ニュージーランド警察はソーシャルメディアに警察犬の卵である仔犬たちの画像や、キャプションを加えたおもしろ画像をを頻繁にアップロード。

「さすがに子犬画像が多すぎて何屋だか不明」という声が挙がったり、国内で大規模火災が起きた後にうっかり火事に関連するおもしろ画像を投稿してしまって自らが炎上したりする案件も発生しており、緊急サービスのPRとソーシャルメディアの相性の悪さを露呈している(一方、筆者の友人のニュージーランド人はその件は知らないとしながらも、近年増えているソーシャルメディアが犯罪の解決に貢献するケースを挙げ、「楽しい投稿を頻繁にしてみんながいつも見ていてくれるようにしないと、情報の拡散が必要な時に誰も見てくれないだろ? ノイズの多さに文句をいう奴は分かってない」と、警察の方針に理解を示していた)。

筆者の生活するオランダの街の地元警察も、普段からFacebookで規則に関するクイズなどを発信するほか毎年10月に街中でイベントを行い、市民と触れ合う機会を設けている。

去年は子ども連れに「お子さんを日常的に『そんなことをすると警察に捕まるよ』と脅すのはやめてください」と呼びかけていた。これのせいで、例えば誘拐されたり迷子になった子どもを保護しようとすると子どもが怯えて身を隠してしまい、せっかくの救出のチャンスを逃しているうちに手遅れになるケースがあるから…とのことだった(怖い)。

筆者の5歳の息子に「おう坊や、いい子にしてるか?おじさんの世話になるような大人になっちゃいかんぞ」と話しかけた年配の刑事を若い警察官が慌てて手近な車両にしまって「困ったことがあったらいつでも助けに行くから呼んでね!」とこわばった笑顔でアピールしていたのも印象深かった。

一方我が国日本には世界に誇るKOBANシステムがあるので、警察は比較的親しみやすい存在だ。

ソーシャルメディアチャネルでは自然災害の多い土地柄、警察庁災害対策課のツイートあたりが最も市民に身近だろうか。「ツナ缶ランプ」「十円玉で袋を開ける」など、災害時のみならずいざというときに役に立つ驚きの小ネタを頻繁に発信してくれるピーボくんのアイコンをフォローしている人も少なくないだろう。

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最終更新:2019/12/8(日) 6:00
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