ここから本文です

ビーチテニス本間江梨は「世界一になりたい」を諦めない。挑戦し続けるための心構えとは

2019/12/8(日) 8:01配信

ハフポスト日本版

ビーチテニス。みなさんはこの競技を知っているだろうか。(浜田理央 / ハフポスト日本版)

【動画】本間選手のプレー

その名の通り、ビーチコートでテニスをする競技で、「ビーチバレー」と「テニス」の特性を併せ持っている。この新しいスポーツで世界一を目指しているのが、本間江梨選手(38)だ。もともとはバレーボール選手で、ビーチバレーに転身し、現在はビーチテニスに挑戦の場を移した。

3つのスポーツを渡り歩き、どれもトップ選手として活躍するマルチアスリート。海外挑戦にも積極的で、バレーボールでは世界最高峰イタリア・セリアA時代にヨーロッパ王者に輝き、ロシアリーグにも参戦した。

「1つにとどまることが本当にできなくて...」

そうあっけらかんと語るのだが、一体どうやったら、そんなに挑戦し続けられるんですか?

本間選手に秘訣を聞いた。

春高バレーで賞総なめ、でも「転向」

本間選手は小学1年でバレーボールを始めた。高校時代は春の高校バレーで準優勝し、最優秀選手賞(MVP)を始め賞を総なめにした。卒業後はVリーグのイトーヨーカドーで活躍し、順風満帆に見えたスポーツキャリアだったが、1年で退社。ビーチバレーという新しいフィールドに移った。

「もともと枠におさまれない人間なので、それまでは本当に自由にさせてもらってきたんです。でもやっぱり、企業に入るとすごく枠があって、そこからはみ出ることが許されない。自分が本当に好きなスタイル、バレーボールができないのなら、やる必要はないと思いました」

ビーチバレーでも頭角を現し、21歳以下ジュニア全日本代表に選ばれ、ジュニア世界選手権9位、アジア選手権ベスト8の成績を収めた。

「団体ではなく2人なので、自分が努力すれば勝てるし、自分のスタイルを貫ける。そこに面白さを感じました」

「私のプレー見て!」突っぱねられても掴んだセリアA行き

ビーチバレーに転向して半年ぐらいして、バレーボールの海外挑戦の話が舞い込んだ。イタリアのチーム「モデナ」で監督を務める、元中国代表で五輪金メダリストの郎平(ろう・へい)さんが、レシーブ専門職のリベロができる日本人を探していた。

本間選手が紹介・推薦されたが、年齢を理由に突っぱねられた。それを知らされ怒りがこみ上げた。

「『若すぎるからダメ』と言われたことがちょっと頭にきて。冗談じゃない、ちょっと私のプレーを見てみろって」

ちょうどビーチバレーの大会で中国に訪問するのに合わせて、自ら監督の元を訪ねて、“トライアウト”を申し出た。勢いに任せて、持ち合わせていたビーチバレー用の水着と外履きシューズでプレーを披露した。 するとその場で「気に入った。イタリアに来て」。世界最高峰リーグのセリエA行きを勝ち取った。

「なにくそ、という気持ちがそうさせた。自分がすごく前向きにいろんなことに挑戦している時期だったと思うので、『そうなんだ、仕方ない』という選択はもちろんなかった。駄目でもいいから1回トライはしないと納得がいかなくて行きました」

1/4ページ

最終更新:2019/12/9(月) 10:03
ハフポスト日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事