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グニュグニュした豚バラがたまらない 味のルーツは築地の名店 東日暮里「すずき」のニラそば【東京レッツラGOGO! マグロ飯】

2019/12/8(日) 8:30配信

アーバン ライフ メトロ

店内には所せましとカレンダーが

 食べ歩きをしていると、「どんな飲食店がいいのか?」という質問をよく受けます。ポイントがいくつかあるのですが、ひとつは「その店でしか食べられないメニューがあること」です。オリジナルで、よそにはない味ならぜひ一度は行って食べてみたいですよね。

【画像】メニューが解読不能! オリジナルメニュー「ピリカラ湯飯」を見る

 もうひとつは、「長く営業している店」です。長く営業しているというのは、必ずいい点があるので生き残っているわけです。目の前に新しめの店と古めの店があったら、筆者はいつも古めの方に入ることにしています。

 そんなオリジナルメニューを出している「町中華」(中華料理などをはじめとする庶民価格のメニューがたくさんある食堂の総称)のなかで、今回は「すずき」(荒川区東日暮里)をご紹介しましょう。

 このお店は駅でいえばJR常磐線「三河島駅」が最寄り駅ですが、JR山手線の日暮里駅からも歩けます。ちなみにわが家からは歩いて25分。散歩しながらぶらぶらと出かけるにはちょうどいい距離です。

 もともと南千住方面へ歩いているときに何度か見かけており、チェックはしていたのですがなかなか入る機会がなかったのです。ある夏の暑い日、やっとうかがいました。

 住宅街の中に「すずき」はあります。店舗の外観はまさに「ザ・町中華」という感じで素敵。店に入ると、カウンターとテーブルが4つ。店内には所せましとカレンダーが貼ってあります。

 なぜこんなにカレンダーがあるのかと店主の鈴木栄八さんにうかがうと、「いただいたカレンダーなので、選べないんですよ」とのこと。もらったカレンダーをすべて貼っているんですね。いやぁ、これだけで悪いお店じゃないっていうのがわかりますよ。町中華では鶏ガラや豚ガラなどを使ってスープをとりますが、いちばん重要なのが人ガラなのではないかと思います。

「湯飯」の読み方は?

 大きなコップで氷と透明の液体が提供されました。あれ、酎ハイを注文したわけじゃないんだけどなと、飲んでみると水でした。なぜこんなに大きなコップで提供しているのでしょうか。

 鈴木さんに聞いたことがあります。答えは「ひとりでやっているんで、いちいち水を注ぐのがたいへんでしょ、だから多めに入れているんですよ」とのこと。実際ひとりで切り盛りされているので、お客さんが多いときなど注文から提供まで時間がかかることがありますが、常連客のみなさんは、文句も言わずに待っています。

 取材時は暑い日だったので、冷やし中華を最初に注文しました。大きな短冊になっているのが目に入ったからです。

 とても丁寧につくられていて、とにかく美しい。冷やし中華を食べながら、あらためてメニューを眺めていると、「スタミナバツグン!」というキャッチコピーとともにあったのが、赤文字で書かれた「ピリカラ湯飯」(600円)に気がつきました。こ、これはオリジナルメニューじゃないですか。

 次回はこれを注文しようと、再訪問をしました。が、「湯飯」ってどう読めばいいんでしょう。町中華なので湯麺(たんめん)と同じような感じで、湯飯(たんはん)なんでしょうか。わからないので、鈴木さんに聞いてみました。

「ああ、それは、ピリカラ“ゆめし”ですね」

とのこと。湯飯(ゆめし)、めちゃくちゃ和ですね。中華なのに。とにかくいただいてみました。

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最終更新:2019/12/8(日) 9:55
アーバン ライフ メトロ

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