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軽自動車のナンバー なぜ「黄色」なのか? 実は昔は「白」だった 変更された理由とは

2019/12/8(日) 10:31配信

乗りものニュース

かつては「黄色」ではなく「白」だった軽自動車ナンバー

 自家用軽自動車には、黄色地に黒い文字のナンバープレートが使われます。2019年現在、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」として、軽自動車でも白地のものが取得できますが、そもそも、かつて軽自動車のナンバープレートは白地でした。

【画像】特別な「黄色の縁取り」の軽自動車ナンバー

 1975(昭和50)年以前における自家用軽自動車のナンバープレートは、白地に緑の文字で、「小板」と呼ばれる現在よりひと回り小さなものが使われていました。国土交通省 自動車情報課によると、軽自動車ナンバーにおける分類番号(いまのナンバープレートでいう地名の右側の小さな数字で、自動車の種類を示す)の2ケタ化にともない、現在のサイズの黄色いナンバープレートに変更されたといいます。

 ここでプレートが黄色になったのは、高速道路などにおける視認性が考慮されたようです。ナンバープレートの業界団体である全標協(全国自動車標板協議会)は、次のように話します。

「軽自動車は高速道路料金が普通車よりも安いうえ、当時は最高速度も普通車より20km/h低い80km/hに制限されていたため、料金所などでわかりやすいよう、ナンバープレートで普通車と区別すべきだ、となったそうです。普通車ナンバープレートの『白と緑』という組み合わせも、目視しやすい色として使われていましたが、その次によいとされたのが『黄色と黒』の組み合わせだったと聞いています」(全標協)

 このため、軽自動車のナンバープレートは「黄色地に黒字」が自家用、それを反転させた「黒地に黄色字」が事業用になったそうです。なお、現在の「緑地に白字」になった普通車の事業用ナンバープレートも、自家用の「白地に緑字」を反転させたものだといいます。

なぜいま普通車と見分けづらい「軽の白ナンバー」できた?

 軽自動車における80km/hの速度制限は2000(平成12)年に撤廃され、やがて高速道路ではETCも普及しました。前出の「オリンピックナンバー」や、それに先立ち交付された「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」(現在は申し込み受付終了)で「軽自動車の白ナンバー」が登場した背景には、普通車と軽自動車の区別をしやすくする必要性が低くなったことが挙げられます。

「ラグビーナンバー」で初めて「軽自動車の白ナンバー」が登場した当時、国土交通省 自動車情報課は「軽自動車用はあくまで黄色が標準」と話していました。普通車と同じように白地になったことについては、「デザインがたまたま白地だったから」とのこと。現在のところ、「オリンピックナンバー」の終了後に「軽自動車の白ナンバー」が交付される予定はありません。

 ちなみに、「オリンピックナンバー」における「軽自動車の白ナンバー」(自家用軽自動車用「図柄なし」ナンバープレート)の申し込み件数は、国土交通省 自動車情報課によると、2019年11月末時点で118万6547件に達しているそうです。申し込みは2020年9月まで受け付けられます。

乗りものニュース編集部

最終更新:2019/12/9(月) 15:14
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