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「歌う列車」に出合える駅5選 電車の「ミュージックホーン」ここなら聞ける?

2019/12/8(日) 17:20配信

乗りものニュース

気笛とは異なるミュージックホーン

 皆さんは「歌」を歌える鉄道車両があるのをご存じでしょうか。駅や踏切では「ファーン」という、クルマでいうところのクラクションのような大きな警笛を聞いたことがある方は多いかもしれません。しかし、いくつかの車両には「ミュージックホーン」という“歌う機能”が搭載されているのです。

【写真】「ミュージックホーン」と縁が深い名鉄「パノラマカー」

 鉄道車両の気笛(汽笛)は、単に運転士の思い付きで無秩序に鳴らされているわけではなく、法規によって合図の表示方法が定められています。列車の接近を知らせたり危険を警告したりと、どれもバラバラに聞こえるかもしれませんが、実はその音の長短や組み合わせによって意味合いは違うのです。

 それに対してミュージックホーン(音楽笛)は一部の車両に補助機能として備わっているものです。気笛と異なり必ず搭載しなければならないわけではなく、吹鳴方法も特に明確に決められていません。しかも気笛のように単音で無機質なものではなく、鉄道会社ごとに違った音楽が奏でられるユニークなものです。特急用車両に多く搭載されていることを考えると、ある種のパフォーマンスとしての役割や観光用の要素も強いものだと考えられます。

 今回は、そんなミュージックホーンが比較的高い確率で聞ける全国の「聖地」駅を5つ紹介します。

箱根湯本駅(箱根登山鉄道鉄道線)

 日本の鉄道で初めてミュージックホーンを搭載したのが、小田急電鉄の特急「ロマンスカー」用の車両です。その小田急きっての観光地である箱根の玄関口、箱根湯本駅(神奈川県箱根町)では、このロマンスカーのミュージックホーンを比較的多く聞けます。2019年の箱根駅伝では、往路・復路ともにミュージックホーン搭載の特急「ロマンスカー」が音色を奏でながら入線してきた姿がテレビに映りました。駅伝の選手へのエールにもとれるような粋な演出でした。

戸塚駅(JR東海道本線)

 特急の停車・通過時に多く聞けます。これは戸塚駅(横浜市戸塚区)自体が柏尾川を跨いでいる構造が影響しています。なぜ橋の上で合図を鳴らすかというと、橋やトンネルというのは保線係員がいる場合が多く、そのためあらかじめ列車の接近を係員へ知らせる必要があるためです。285系「サンライズ瀬戸・出雲」、E259系「成田エクスプレス」、251系「スーパービュー踊り子」といった、東海道本線ならではの特急用車両が奏でるミュージックホーンは圧巻です。

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最終更新:2019/12/9(月) 7:29
乗りものニュース

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