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【ラグビー】逆転勝ちの関東学院大、3季ぶりに関東大学リーグ戦1部昇格。中大は快勝で1部残留

2019/12/8(日) 21:06配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 歓喜の瞬間が訪れたのは、後半のキックオフから50分以上経った時だった。
 12月8日に熊谷ラグビー場でおこなわれた関東大学リーグ戦グループの1部・2部入替戦で、2部-2位の関東学院大学(以下、関東学大)が1部-7位の拓殖大学(以下、拓大)に勝ち、来季は3年ぶりに1部で戦うことが決まった。

 NO8鈴木伊織主将、HO岡輝剛のトライなどで前半を17-14とリードするも、関東学大は、後半立ち上がりに拓大FLアセリ・マシヴォウに2トライを奪われてあっさり逆転を許した。
 その後、攻めても仕留め切れず、何度も攻め込まれた。しかし、なんとか粘り、差を詰めたのは後半32分。ラインアウトからフェーズを重ねてFB小出惇矢がインゴールに入り、CTB芳崎風太がゴールを決める。24-28と迫った。

 その5分後だった。
 関東学大は相手キックを受けてカウンター攻撃に転じる。多くの選手がそれに反応して左サイドを攻め上がり、最後はNO8鈴木主将がラストパス。それを受けたWTB福士萌起がトライを奪い、逆転に成功した(Gも決まり31-28)。
 ただ、それから歓喜の時間を迎えるまでが長かった。

 リスタートのキックオフを受けた関東学大はボールをキープし続けたかったが、ノックオンで拓大にボールを与えてしまう。しかし、スクラムから攻めた拓大もボールを落としてマイボールでのスクラムを得る。場内の時計は40分を過ぎていた。
 そこから攻撃を仕掛けた。ところが、今度はターンオーバーされてボールを奪われた。嫌な空気が流れた。

 フェーズを重ねられて自陣に攻め込また。そして、危険なタックルでイエローカードをもらう。14人となった後、拓大にPK後のラインアウトからモールで攻められた。
 フェーズを重ねられたが守り続けた。関東学大にとっては、反則をしてPGを決められたら引き分けとなる状況。それでは昇格できない。

 そんな中で辛抱強く守り、最後は相手のノックオンを誘った。
 我慢を重ねての劇的な勝利に板井良太監督は、「最後は選手たちを信じていました」と話し、目に涙を浮かべていた。

 先制トライを決めるなど、先頭に立ってチームを鼓舞した鈴木主将は、逆転トライを呼ぶラストパスのシーンを振り返り、「相手を引きつけてパスをすることを考えていました。(WTB福士)萌起を信頼しているので、フリーにすれば絶対に走り切ってくれると思っていた」。
 劣勢の時間帯も「勝つことしか頭になかった。フィットネスには自信があった」と胸を張った。

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