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自分の物をよくなくします[教えて!親野先生]

2019/12/8(日) 18:05配信

ベネッセ 教育情報サイト

【質問】

子どもが自分の物をよくなくします。帽子や傘はいつもどこかに置いてきます。先日は、友達の家に大好きなヨーヨーを持っていって、そのまま忘れてきました。「これから気を付ける」と何度約束したかわかりません。約束したその日の午後に近くのコンビニに行って、そこで買った物をそのままレジに置いてきました。(ちゅらラーメンさん:小学4年生男子)

親野先生からのアドバイス

ちゅらラーメンさん、拝読いたしました。

親としては心配になると思いますが、結論から言えばまったく心配は要りません。このようなことは、ごく当たり前で普通のことです。同じような子がどのクラスにもたくさんいます。
本当にたくさんいるんですよ! 私が教えた子の中にもたくさんいました。
1か月おねだりしてやっと買ってもらったDSを、あっさり電車の中に忘れてきた子もいます。修学旅行で買ったお土産をすべて新幹線の中に置いてきた子もいます。冬場になれば、子どもたちが脱いだまま忘れてしまった上着・セーター・手袋などが学校中にあふれます。

特に男の子ではこういう子はたくさんいます。もともと男性の脳はそういうようにできているそうです。
はじめはAについて意識が行っていて、次にBに意識が行ってそちらに集中するともうAのことはすっかり丸ごと忘れてしまいます。物をなくして叱られたときも、そのときは本気で「これから気をつけよう」と決意しますが、そのあとで何か別のことに意識が行けばその決意については忘れてしまうのです。
男性の脳は、女性の脳のように物事を同時進行で行えないのです。そして、女の子でも男の子型の脳を持っている子も何割かいて、そういう子はやはり男の子のような行動になるとのことです。

親としては、このまま大人になって大丈夫なのかと心配になると思います。
でも、心配は要りません。多少は引きずるかもしれませんが、大人になればそれほど大きな問題ということにはなりません。
大人になれば自己管理力が高まります。経験値も高くなり、うっかりしがちな自分をうまくコントロールするコツもわかってきます。そういう子の一人であったM君は今市役所で立派に働いています。

それに何でも長所と短所はコインの表と裏です。こういう傾向は別の面で長所でもあるのです。
こういう傾向がある子は、一つのことに熱中できるというすばらしい面を持っていることが多いのです。それによって、集中力が発揮されて成果が上がりますし、高い創造力を発揮することも多いのです。これは、勉強においても学力アップの大切な要素と言えます。
また、これは大人が仕事においてその道を究めていくための要素でもあります。世の中で天才と言われる人たちの多くはこういう特質を持っています。

ということで、長い目で見てあげてください。そして、今できることをしてあげればそれでよいのです。

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最終更新:2019/12/8(日) 18:05
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