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テクニカル分析は予測か、本末転倒か【後編】──7人のトレーダーに聞く

2019/12/8(日) 9:00配信

CoinDesk Japan

昨日公開した「テクニカル分析は予測か、本末転倒か【前編】──デスクロスがやって来る」に続き、CoinDeskは、7人のプロの仮想通貨トレーダーにテクニカル分析(TA)について聞いた。

グレッグ・シポラロ氏(デジタル・アセット・リサーチ)

「TAを信じていない。何か一貫性があり、役に立つものが見つかれば利用するが見つけていない。三角のチャートパターンを振り回しているだけに思える」

「真にファンダメンタルなニュースが存在しないため、人々はチャート、価格、取引高に頼っている。その意味では、FXやコモディティの短期取引により近いが、私がプレーする場ではない。常にある意味、ダークな技術だ」

「9000ドル、1万ドルといった数字で、支持線や抵抗線が見られる時がある。そうした水準を超えたり、割ったりすると、突然、価格が上下する。だがそれは多くの人が同じ数字に注目しているからだ」

ジョー・ディパスクエール氏(ビットブル・キャピタル)

「ビットブルでは、テクニカル分析分析はアクティブ・マネジメントの重要なパートであり、ニュース分析と合わせると、可能性のある変動パターンや下落/上昇の限界を明らかにすることに成果を発揮している。仮想通貨市場はボラティリティが高く、通常は投機に動かされるため、テクニカル分析は価格変動の重要な指標、特に支持ゾーンと抵抗ゾーンを提供してくれる」

「中国メディアの過剰報道による10月末の価格高騰は持続することのない投機に促された価格変動の格好の例で、今は以前に我々が示していた支持線の8100ドル付近に落ち着いている。テクニカル分析によって我々は、中国の習近平国家主席のスピーチ後の高値は一時的なもので、8000ドルを少し上回るところに落ち着くだろうと信じていた」

「テクニカル分析を使うことで、我々は仮想通貨のボラティリティを避けて取引し、自信を持って安値で買い、高値で売ることが可能になる。例えばここ1年(2018年11月1日~2019年11月1日)、ビットコイン価格は44%回復した。一方、ビットブルのオポチュニスティック・ファンド(Opportunistic Fund)はその約2.3倍となる101%のリターンをあげた」

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最終更新:2019/12/8(日) 9:00
CoinDesk Japan

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