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車いすバスケ男子日本代表、強豪イランに敗れメダルに届かず4位

2019/12/8(日) 11:13配信

バスケットボールキング

 11月29日~12月7日の9日間にわたってタイのパタヤで開催された車いすバスケットボールの「アジアオセアニアチャンピオンシップス」。大会最終日の7日、及川晋平ヘッドコーチ率いる男子日本代表は、イランとの3位決定戦に臨んだ。予選リーグでは20点差をつけて快勝した相手に、この日は第1クォーターからリードを許す展開に。第4クォーターの序盤には4点差にまで詰め寄ったものの、最後は引き離されて55-66で敗れた。日本はメダルを逃し、4位という結果に終わった。

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再確認された「強いディフェンスから入る」ことの重要性

 日本の"スピード"とイランの"高さ"との勝負となったこの試合、ポイントの一つとなったリバウンドで、20点差での勝利をつかんだ予選とは一転、日本にとっては誤算が生じた。

 藤本怜央、古澤拓也、鳥海連志、赤石竜我、川原凜という予選と同じラインナップで臨んだ第1クォーター、前半は日本のオールコートでのプレスディフェンスが機能し、イランにパスミスなどを起こさせていた。

 ところが、この日のレフリーとの相性が悪かったのか、日本のアグレッシブなディフェンスにファウルの笛を吹かれてしまった。第1クォーター残り5分で早くもチームファウルは5つを数え、さらに高さのある藤本のパーソナルファウルは2つとなっていた。

 日本のコート内やベンチからは「ノーファウルで!」という声が盛んに叫ばれ始め、ペイントエリア内での勝負はほぼイランが制した。予選では第1クォーターではゼロだったオフェンスリバウンドからのイランの得点シーンは、この日は終盤に2度あり、最後の得点がオフェンスリバウンドからのものだったこともまた、イランを勢いづかせる要因となったことは想像に難くなかった。

 オフェンスへの影響も大きかった。第2クォーターを終え、前半のフィールドゴール成功率は、イランが45%だったのに対して、日本は33%にとどまった。

 しかし、第3クォーターの終盤、村上 直広がフリースローを含めて放った4本のシュートをすべて決めてみせるなどの活躍を見せ、チームを勢いづけた。日本はフィールドゴール成功率50%を叩き出して7点差に迫ると、さらに第4クォーターの出だしで4点差にまで詰め寄った。

 ところが、イランはこの第4クォーターでも強さを発揮。第3クォーターの終盤までベンチに温存されていた主力のモルテザ・アベディが立て続けにゴール下でのシュートを決めて嫌な流れを断ち切ると、それにほかの選手も続き、得点を積み重ねていった。第4クォーター、イランはこの日最高の56%というフィールドゴール成功率を誇り、日本を引き離した。

 高さのない日本が、スピードを活かし、リバウンドを制する強いディフェンスから入ることの重要性を再確認することができた試合となった。

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最終更新:2019/12/8(日) 11:13
バスケットボールキング

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