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意外にもGのポストカードが大人気…昆虫館のリアルすぎるグッズの数々、館長に聞いた

2019/12/8(日) 17:15配信

まいどなニュース

 動物園や水族館のショップで好きな動物のぬいぐるみを買うのは楽しみのひとつですが、「伊丹市昆虫館」(兵庫県伊丹市)のミュージアムショップには超リアルなグッズしかないらしい。なかには「それ、買う人いる?」というものが人気だと聞き、確かめに行ってきました。

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 14種類1000匹のチョウが飛び回る温室や約30種類の昆虫の生体展示などがあり、たくさんの生き物にふれあえると人気の同館。入口受付のすぐ隣にあるミュージアムショップに、かわいいぬいぐるみは…ありません。

 かわりにチョウやクワガタの写真が大胆にレイアウトされた昆虫Tシャツや幼虫キーホルダー、額に入った昆虫の標本などがずらり。細かいところまではっきりと写った昆虫写真のポストカード20種類の人気ランキングでゴキブリは7位。え、7位ですか!? グッズの企画もされている館長の奥山清市さんに聞きました。

 ──ガチでリアルなゴキブリのポストカードが人気なんですね!

 ゴキブリのポストカードは、キャーキャー言いながらもおもしろがって意外と手に取ってもらえるんですよ。写真を使ったリアルなグッズを展開しているのは、本物に興味を持ってもらうのが一番の目的だからです。ここまでリアルなものは世の中にあまりないので喜んで買っていただけたり、案外かわいいと思ってもらえたりします。

 ──虫が苦手な人は、お土産にもらったら悲鳴ものですね。

 悲鳴も無関心よりはずっといいと思っています。虫が苦手ってよく聞くんですけど、私からしたらそれってちょっと乱暴な話で、虫は100万種以上もいるんです。いろいろ見ていたらこれは意外と大丈夫かもというのがあったりして、そこから興味がわいてくることもあります。私の経験では、虫が嫌いという人ほど、ちょっとしたきっかけで好きになることが不思議とありますね。

 ──たしかに嫌いってことは気になっているとも言えます。リアル以外にこだわられているところはどんなところでしょうか?

 同館のグッズは私たちが写真を撮ってデザインもすることで価格をおさえているものが多くあります。特に子どもたちは体験だけでは忘れてしまうこともありますが、グッズを見るとあの時あんなことしたね、おもしろかったねと思い出してもらえる。だからお小遣いで買える金額のものを用意するようにしています。

 ──たしかに缶バッジは100円から買えますし、イモムシのキーホルダーは300円と買いやすいですね(すべて税込)。

 昆虫って身近にいていろいろなことを教えてくれる貴重な存在です。同館では展示やグッズで本物に興味を持ってもらいたいと考えています。興味を持ったら、実際に自然のなかへ会いに行って欲しいし、会ってみてわからないことがあったらまた戻ってきてもらいたいと思ってグッズをつくっています。

 ◇ ◇

 ミュージアムショップには、専門的な昆虫採集の道具や、標本製作の道具などもそろっています。また、大豆のかわりにイナゴを使って作った醤油「イナゴソース」や、食用イモムシを揚げたスナック「シアワーム」などの昆虫食もあり、さまざまな面から昆虫に迫る品ぞろえです。

 現在は、開催中の展覧会『アルマス~ファーブル先生の秘密基地~』(2020年1月27日まで)にあわせて「ファーブル昆虫記」の関連グッズもならんでいるので、見たことのない虫に会いに訪れてみては。



(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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最終更新:2019/12/8(日) 17:15
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