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孫正義、ジャック・マーが東大で語り尽くした1時間 ── 未来を変えるAI、経営手法、若手へのアドバイス

2019/12/9(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏と、中国大手IT企業・アリババの会長職を9月に引退したジャック・マー(馬雲)氏が12月6日、東京大学本郷キャンパスで行われた「Tokyo Forum 2019」の特別講演にあらわれた。

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両氏ともに世界屈指の著名な「創業者」であり、親交も深い。東京大学に集まった学生や関係者を前に、出会ったときのエピソードや起業家・投資家としての重要視していることなどを語った。そのいくつかの重要なトピックをチェックしてみよう。

孫氏とマー氏が初めて出会った10分間

特別講演は約1時間。はじめに語られたのは孫氏とマー氏の出会いについてだった。インターネットバブルと言われた2000年、孫氏はよりビジネスを広げるために中国の企業に訪問。20社ほどを回ったそうだが、そのうちの1社がアリババであり、その面会時間はわずか10分間だった。

孫氏はその時の様子を「ジャックには何故か強い印象を受けた」と語り、その理由をこう語った。

「他の(会社の)人は投資をして欲しいと言う。けれど、ジャックだけはお金を頼まなかった。事業計画すら言わなかった。未来はどうあるべきかという話が中心だった。彼らの夢の実現がなぜ必要か、哲学の話ばかりだった。ジャックだけが目がキラキラしていた」(孫氏)

一方で、マー氏は「資金を頼むつもりはなかった」とし、孫氏と面会した理由は「友人の1人に会って欲しいと言われたから」と話す。

「私は何を信じて、これから何が起きるか話した。孫さんは(資金が)いくら必要か話してきた。私は要らないと答えた。でも、もっと使えと言ってくる。当時、計画(Plan)はあったけれど、いわゆる事業計画(Business Plan)はなかった」(マー氏)

孫氏はこれについて「心からの情熱を感じ取ることができた」「犬は犬同士がにおいでわかる。同じ血の流れている動物であれば、要はクレイジーな者同士だとわかった」と話し、5分間はマー氏の哲学の話を聞き、残り5分間は自身の金を受け取るよう説得をしたと言う。

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最終更新:2019/12/10(火) 10:11
BUSINESS INSIDER JAPAN

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