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「野中氏『反戦・反差別』、加藤氏は『絶対9条堅持』」 自民党宏池会名誉会長、古賀誠さんインタビュー(下)

2019/12/9(月) 10:12配信

47NEWS

 こわもての党人派政治家である一方、憲法9条改正に真正面から反対している古賀誠さん。亡くなった野中広務さん、加藤紘一さんとは、平和主義という理念を共有し、行動を共にしてきました。戦争を知る世代として後輩たちに何を伝えたいのか。とっておきの秘話も交え、話していただきました。

 ―自民党幹事長、内閣官房長官を務め、影の総理ともいわれた野中広務さんとの出会いは。 

 「そんなに意識して出会ったわけじゃないからね。そう言われると、本当に答えに困るんだけどね、人間なんてそんなもんじゃないの。『歴史の大河の流れに邂逅(かいこう)と別離がある』。俺の一番好きな言葉なのだけど、何も意識して近づいたり、一緒になったりと言うのではない。よく聞かれるんですよ。『野中先生と、どうやって親しくなったの』と。親しくなりたくてなったのか、とかね。意識して近づいたとか、ではない。別にそれとなく近づいて、めぐり合いがあった。そんなもんじゃないかと思うな」 

■「政治の貧困が戦争起こした」 

 ―2003年のイラクに自衛隊を派遣する特別措置法の衆院本会議採決を退席するなど、行動を共にしていましたね。 

 「私の記憶に残っているのがおふくろの苦労。それは、おふくろだけじゃなくて、おふくろと同じような戦争未亡人がいっぱいいたわけだ。その人たちの力を借りて俺は国政に出ることができた。おふくろのことを美化するのではなくて、だったらやっぱり、そういった人たちが、再び出てこないようにするっていうのは、平和主義を貫くしかないと」 

 「出発点は違っているよ。僕と野中先生は全然違う。野中先生は軍隊の経験がある。そして地方での議会生活がある。たまたま、野中先生は反戦、反差別という課題に政治の志を懸けてやった。僕は平和主義を貫いている。戦争というものはいかに不幸な人をつくるかということは間違いない。僕の平和主義と、野中さんの反戦というのが一致するよね。僕の考え方は、『政治の貧困』の方にどっちかと言うと偏っています。政治の貧困こそがあの戦争を巻き起こした。そして終戦の時期を間違えた、というふうに僕の場合はつながっていく。特にだから政治の貧困とは何だと言うことが、僕のテーマです」

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最終更新:2019/12/9(月) 13:18
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