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2年連続賞金王・今平周吾が手記 「不思議な感じ」と2020年への誓い

2019/12/9(月) 16:51配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇国内男子◇日本シリーズJTカップ 最終日(8日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

寒そうな2年連続賞金王

今平周吾が2年連続の賞金王を戴冠した。3位に終わった最終戦「日本シリーズJTカップ」を含め、今季国内ツアー25試合に出場(棄権1試合)して2勝、獲得賞金を1億6804万9312万円に積み上げ、2位のショーン・ノリス(南アフリカ)に2300万円差をつけた。2年続けてマネーキングの座についたのは青木功、尾崎将司、中嶋常幸、片山晋呉に次ぐ5人目の快挙。ただ、海外では思うように成績が出なかった一年でもある。GDOニュースに手記を寄せ、喜びと苦悩を記した。

5人目の快挙は「不思議な感じ」

2年続けて日本ツアーの賞金王になるのは5人目という事実をシーズン中、記事で知りました。改めてすごいことだとは思うのですが、不思議な感じがしてなりません。僕以外の4人は、永久シード権を持つレジェンドです。優勝を積み重ねてタイトルを獲られたと思うのですが、自分はまったく成績が伴っていないように思います。

毎週のように優勝争いができたことには満足感もあります。それでも、胸を張る気にはなかなかなれません。「日本シリーズJT」も最終日の17番まではいいゴルフができていたのに、最後に負けてしまったことが悔しい。やっぱりツアーでは、勝たないと何も残らない。今年は平均ストロークが去年の「69.92」から「69.73」に向上しました。

年々、1Wショットの飛距離が伸びている(18年287.09yd、19年292.93yd)ことで、以前よりも短い番手で2打目を打てるようになったのが、アドバンテージになっていると実感するところもありました。とはいえ、トップ10入りが16回あっても、毎試合勝つことをイメージしながらやってきたので、その分悔しさも湧いてきます。

“エゴサーチ”で味わった屈辱

今年は初めて年間すべての海外メジャーに出場しましたが、すべての試合で予選落ち。8月のオープンウィークに、スマートフォンでふと自分の名前をローマ字でネット検索したとき、「4つのメジャー全部で予選落ちしたのは日本の今平だけ」という海外の記事を読みました。

自分は世界からそう見られていると感じ、日本の賞金王として恥ずかしい思いも湧きました。日本ツアーにとっても良くないことをしてしまった。4つのメジャーのなかでも、衝撃的だったのは5月の「全米プロ」です。会場はニューヨーク州のベスページ州立公園ブラックコース。「ここでは絶対に戦えない、太刀打ちできない」という印象を、今までで一番強く受けました。

距離が長く、フェアウェイも狭く、ラフも長い。僕が100yd前になんとか進めるようなラフから、欧米の選手たちはグリーン周りまで持っていく。その後の「全米オープン」、「全英オープン」は距離がそこまで長くなくて戦えそうな感じがあったにもかかわらず、メジャーで予選を通れない流れが続き、なかなか良いイメージを持てないまま試合に臨んでばかり。

日本では気持ち良く、自信を持ってできているゴルフが、海外に行くと周りを気にしてやっているところがある。一番は彼らのパワーに目を奪われて、気持ちで負けてしまっていると痛感しました。

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最終更新:2019/12/9(月) 18:35
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

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