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【ミャンマー】KBZ、三井住友海上と損保シェア拡大へ

2019/12/9(月) 11:30配信

NNA

 三井住友海上火災保険とミャンマーの大手財閥KBZグループ傘下のインターナショナル・カンボーザ(IKBZ)保険が合弁を組む、新たな損害保険会社が7日、最大都市ヤンゴンで開業式典を開いた。グループのKBZ銀行での窓口販売で最大シェアを誇る火災保険の販売を、さらに拡大するほか、モータリゼーションの進行で成長する自動車保険の伸びを取り込む。

 新たな合弁会社は「KBZ MSゼネラル・インシュランス(KBZ MS損害保険)」で、11月末に保険当局の事業認可を受けた。三井住友海上火災保険は10%を出資した。この先、ミャンマーの会社法で現地会社とみなされる上限の35%まで出資比率を引き上げることでKBZ側と合意している。

 式典で三井住友海上火災保険の川手環常務執行役員は、「ミャンマーは、中間層の伸びやインフラ需要の増加が見込まれる重要な地域。国内のニーズに応える品質の高いサービスをつくり、経済発展と損害保険業界に貢献する」とあいさつ。KBZ MS損害保険のニョー・ミン副会長は「ミャンマーは低所得国から下位の中所得国へと移行する段階にある」と述べ、自由化による成長の機会を歓迎。三井住友海上火災保険から技術を取り入れ、ミャンマー国民の生活を良くしたいと意欲を語った。

 IKBZ保険は、火災保険市場で国内シェア首位。全州・管区にあるKBZ銀行の20支店を通じて自動車保険の販売にも力を入れる。KBZ MS損害保険で最高執行責任者(COO)を務める秋田和之氏は、三井住友海上火災保険がタイなどで既に行う、スマートフォンを使った保険販売や事故対応といったデジタル化技術の導入をミャンマーでも進める考えを示し、「KBZ側とのシナジーを出していきたい」と話した。

 KBZグループは傘下に、生命保険会社「KBZライフ」も保有する。KBZライフはこの先、外国保険会社との提携も視野に事業拡大を模索する。

最終更新:2019/12/9(月) 11:30
NNA

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