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キリンの目指す次世代型店舗が明らかに デジタル技術を活用してクラフトビールを売りまくる

2019/12/9(月) 18:24配信

ITmedia ビジネスオンライン

 キリンホールディングスは12月9日、グループ会社が運営するビアレストラン「キリンシティ」の新業態店をオープンすると発表した。デジタル施策を活用することで、若い世代に向けてクラフトビールを浸透させる狙いがある。

【画像】商品ラインアップ

 新業態店は「クラフトマルシェ 恵比寿店 by Kirin City」(東京都渋谷区)。12月11日にオープンする。クラフトマルシェでは、定番11種+ゲスト5種のクラフトビールを好きなサイズのグラスで楽しめる。香りを閉じ込める独特な形状のグラスも提供し、ビールごとの個性も分かりやすく打ち出す。クラフトビール以外にも、ビアカクテル、サワー、ハイボール、ワイン、ノンアルコールカクテルなど約20種を用意した。

 同店の特徴は、クラフトビールの種類が多いだけではない。最新のデジタル技術を店舗運営や注文スタイルに導入していることも挙げられる。

 Okage(東京都中央区)が提供するモバイルオーダー&ペイシステム「Okage Go」と、LINEの法人向けサービス「LINE公式アカウント」をシステム連携させることで、注文から会計までお客のスマートフォンで完結する「セルフオーダー&ペイ」を導入する。

 お客は着席後に配布されるQRコードを読み取り、LINEアプリで「クラフトマルシェ by Kirin City」のLINE公式アカウントと友達になる。すると、注文と会計が可能となる。さらに、来店中にLINEアプリを介して即時抽選方式のキャンペーンを実施することで、お客にデジタルを活用した新しい飲食店体験を提供する。

 注文にかかる時間やレジに並ぶ時間を短縮することで、キリンシティの既存店舗と比較して、従業員の労働時間を50%削減できるという。

デジタル施策はマーケティングの領域にも

 デジタル施策はマーケティングの領域にも及ぶ。キリンシティでは、今後、LINE IDとひもづいたお客の注文履歴を分析。さまざまなダイレクトマーケティング施策を検討していく。

 Okageは「モバイルオーダー&ペイとソーシャルIDの連動により、来店中のお客さまに対してレコメンドなどの注文履歴に基づいたOne to Oneの販促策がソーシャルメディア上で展開できるだけでなく、次回来店までの間も、注文履歴に基づいた再来店策を実施することが可能になる」としている。

 Okageは、今後、オンラインとオフラインの境目がなくなり、日常生活の全ての行動がデジタルIDとひもづくアフターデジタルの時代が到来するとしている。飲食店がデータを最大限に活用して経営が行えるように、デジタルトランスフォーメーションの支援を強化していく。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:2019/12/9(月) 18:24
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