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親の影響ではなかった!?「家事ができない夫」はなぜ生まれる?――共働き夫婦 家事育児の実態~夫のホンネ、妻のホンネ~vol.03

2019/12/9(月) 11:15配信

リクナビNEXTジャーナル

※本記事はより転載した記事を一部改編して掲載しております。
夫の家事・育児に納得していない妻たちは、具体的にどんな不満を抱いているのでしょうか。調査で寄せられたコメントに注目してみると、
「夫の家事は無駄が多い(妻・34歳)」
「子どもが泣いても夫は何もできず、私に押し付けてくる(妻・31歳)」
と、やはり多くの妻が「夫の家事スキル」に不満を感じているようでした。そこで今回は、男性の家事・育児スキルについて様々な角度から調査した結果をご紹介していきます。
※本連載記事は、夫婦ともフルタイム勤務もしくはそれに近い働き方をしている共働き家庭に注目し、「夫婦ともに週5日以上勤務かつ、1日平均6時間以上勤務の世帯」を対象とした調査結果をもとに構成しています。詳しい調査対象については、をご覧ください。

夫が一通りの家事をできる家庭は、できない家庭に比べて夫婦円満の割合が約2倍!

そもそも男性は、自身の家事スキルをどう捉えているのでしょうか。
「一通りの家事ができる」と回答した男性は全体の7割。実際に一通りの家事を行っているかはさておき、自分にはできないと思っている人の方が少数派なようです。
次に、夫が『一通りの家事をできる家庭』と『一通りの家事をできない家庭』で満足度を比較してみました。
すると、『できる家庭』は4割が夫婦共に不満がないのに対し、『できない家庭』は2割程度という結果。
また、妻だけが不満に感じている割合にも差があり、『できる家庭』で24%、『できない家庭』で40.9%。夫が一通りの家事をできるか否かは、夫婦間の満足度に影響しているようです。

結婚するまで実家暮らしだった男性は要注意!?

では、家事ができる男性とできない男性とでは、何が違うのでしょうか。まず注目したいのは、「育った環境(自身の親の働き方)」。両親共働きの家庭で育った男性と、母親が専業主婦の家庭で育った男性では、幼少期の”お手伝い”経験や、家事への参加意識に差が生まれやすいのではないかと、環境が影響している可能性を探っていきました。ところが、どちらの男性も両親が共働きだった割合は5~6割と大きな違いが見られなかったのです。
さらに、両親の働き方が子育ての価値観を左右し、男性の家事スキルに影響している可能性も探ってみました。しかし、「子どもが小さいうちは、母親がそばにいた方が良い」という価値観を支持した男性は、むしろ両親共働きの家庭で育った人の方がやや高い結果(64.3%)。これは、女性の場合もほぼ同様の値を示しており、男女ともに親世代のやり方や価値観はそれほど重要ではなさそうです。
一方、独身時代の生活にも目を向けてみると、明らかな関連が見られました。「結婚前に1人暮らしの経験がある」と答えた割合で比較してみると、家事ができる男性の8割以上は1人暮らしをしていたのに対し、家事ができない男性は約5割が1人暮らしを経験しないで結婚生活をスタート。女性の場合も家事ができないと回答した人は1人暮らしの経験が3割程度しかなく、生活に必要な一通りのことを実際に自分でやってきた経験の差が、結婚後にも影響しているようです。

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最終更新:2019/12/9(月) 11:15
リクナビNEXTジャーナル

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