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SNS使った事件続発…少女が男と同居に“同意”しても『未成年者誘拐罪』成立 親には権利も義務も

2019/12/9(月) 6:02配信

関西テレビ

最近、相次いでいるSNSを使った少女に対する誘拐事件。

 11月、大阪の小学6年の女の子(12)が栃木県で保護され、ツイッターで誘い出した伊藤仁士容疑者(35)が未成年者誘拐などの疑いで逮捕されました。

 さらに、東京でも同じ様な事件が…。

<女子中学生のSNS投稿>
「部屋を貸してくれる人はいませんか」

<小林容疑者の同返信>
「ベッドが一つなんです。一緒に寝ることになりますが大丈夫ですか」

 11月ツイッターを使い、愛知県の14歳の女子中学生を誘い出して東京都八王子市の自宅に泊めたとして小林政司容疑者(43)が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。

 そして埼玉でも…。

<阪上容疑者のSNS投稿>
「埼玉においで、勉強するなら養ってあげる」

 家出を希望する兵庫県の女子中学生に対しツイッターで、こう誘い出したとされる不動産業の阪上裕明(37)容疑者。

 自らが管理する借家におよそ2ヶ月の間、女子中学生を住まわせた疑いが持たれています。この逮捕容疑も未成年者誘拐でした。

 女子中学生には個室や食事が与えられ、不動産の国家資格である「宅建」の勉強をさせていたということです。

 家出を希望する少女に対する「誘拐」の容疑で逮捕されたことについて、街では…。

女性:
「誘拐にならなくない?だって自分から行ったんだったら」

別の女性:
「女の子たちはたぶん反抗期かなんかでちょっと家が嫌やったんかなとは思いますけど」

男性:
「本人(少女)の意思であっても親の許可なしで囲うというのは法律的にだめ」

連れの男性:
「大人も悪いんですけど、子供もついていくというのは親のしつけができてないというのは思う」

別の男性:
「ちゃんと(親に)連絡をして、こういう形でお宅のお子様を預かっているとかそういうちゃんとした手続きの上で、了承があってやってたら問題ないでしょうけど」

 少女が男の家に住むことに同意していた場合でも『誘拐』になるのでしょうか。菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「例えば私が、自分でついていったとしたら誰も誘拐だなんて思いません。ところが未成年者の場合は、『うん』と言ってついていったとしても親御さんがいらっしゃいます。この親御さんの監護権、監督する権利ですね、これも未成年者誘拐罪という罪は保護してるんです。

 ですから、親の同意が無ければ、未成年者誘拐罪というのはご本人であるお子さんがついていったとしても成立するということになります。

 そして刑ですが、3年以上7年以下の懲役となっています。重い刑です。さらに身代金という目的がつくと、これは無期懲役まであります。簡単に他の家庭のお子さんを自分の所に囲うということはしないで下さい」


(関西テレビ12月4日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより

最終更新:2019/12/9(月) 6:02
関西テレビ

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