ここから本文です

病気、けが、感染症…年末年始の海外旅行に向けて準備すべき健康対策

2019/12/9(月) 11:40配信

Medical Note

今期の年末年始は9連休になる会社もあり、海外旅行に出かける人が多くなります。この季節は、寒い日本を飛び出して、ハワイ、グアム、東南アジアなど暖かい国に滞在する旅行が人気のようです。こうした年末年始の海外旅行にあたり健康面で注意する点をまとめてみました。【東京医科大学病院渡航者医療センター部長・濱田篤郎/メディカルノートNEWS & JOURNAL】

◇気温の変化でおこる病気に注意

寒い日本から暖かい国に移動すると、気温が大きく変化します。このため、この時期の旅行では旅先で熱中症になるケースがよくみられます。とくに血圧の薬を服用している人は、薬の影響で熱中症をおこしやすいとされています。暖かい国に滞在する時には、日ごろ以上に水分補給に心がけてください。

これと逆に、暖かい国から寒い日本に帰国した時は風邪をひきやすくなります。旅先で着ていた服のままでいると寒すぎるので、帰国したら防寒具をすぐに着るようにしてください。往復とも同じ空港を使うのなら、空港で防寒具を預けるサービスもあります。

この季節は大掃除や忘年会などで、旅行前が大変多忙になります。その結果、疲労をためたまま出発するケースも多く、それが旅先での熱中症や帰国後の風邪の原因になります。疲れをとるために、往復の航空機内では睡眠をとるなどして、十分に休養してください。

◇旅先で流行している感染症を知っておく

海外の国ではいろいろな感染症が流行しており、旅行中にかかることが少なくありません。この中でも下痢症は大変に頻度が高いものです。旅先では加熱した料理を食べることや、飲み物はミネラルウオーターを飲むなどの注意をしましょう。

下痢症に関する最近の海外ニュースとして、アメリカのカリフォルニア州などで今秋、ロメインレタスを原因とする大腸菌O157の食中毒が流行しました。レタスなどの野菜類や果物は加熱せずに食べることが多いので、衛生状態の良い店を選んで食べるようにしましょう。

2019年は蚊が媒介するデング熱が東南アジアや南米で大流行しました。東南アジアでの患者発生数は、11月以降、ほとんどの国で減少していますが、シンガポールでは年末になり患者数が再び増加傾向にあります。デング熱を媒介するネッタイシマカは昼間吸血する習性があり、昼に蚊の多い場所では皮膚に虫よけのローションなどを塗るようにしましょう。海辺のリゾートなどで日光浴をする際も、日焼け止めとともに虫よけを使ってください。

1/3ページ

最終更新:2019/12/9(月) 11:40
Medical Note

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事