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Peachが東京圏で本格始動――この際、考えたい「そもそも成田って遠過ぎやしないか問題」

2019/12/9(月) 7:32配信

アーバン ライフ メトロ

五輪目前、LCC業界は戦国時代?

 LCC(格安航空会社)、乗ったことありますか? インターネット調査会社のアンケートによれば、LCCを「知っている」と答えた人は回答者の83.8%。そのうち「利用したことがある」は17.2%で、利用経験者の割合は年を追うごとに増え続けています(マイボイスコム、2018年9月実施)。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を目前に控え、日本のLCC市場はまさに群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代のようです。

 たとえば2019年11月、関西空港を拠点に売上を伸ばしてきたピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)はバニラエアとの経営統合を果たし、成田空港を主とする東京圏での運航を本格的にスタートさせました。

 統合によってピーチは、ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)を抜いて国内LCC最大手に。まだ知名度の低い東京圏での浸透を急ぐとともに、海外LCC勢の日本進出を迎えうつ先鋒役も担うことになりそうです。

 業界は目まぐるしい情勢を呈しているようですが、私たち消費者にとっては格安で乗れる飛行機が増えるのは大歓迎です。

 実際、チケットの値段がどのくらいなのかを調べてみると、たとえば上記のピーチの場合、

・成田空港―新千歳空港:4590円~
・成田空港―福岡空港:4890円~
・羽田空港―仁川国際空港(韓国):5680円~

 従来の航空会社と比べると、格段の安さです。気軽に払えそうな運賃で九州や北海道、さらにはアジアへも行かれるのなら、旅行先の選択肢は今までにないほど広がるはず。

 しかし、LCCを利用したことのある人の割合は、国内運航開始から7年経った現在も十数%程度。「お得感」と比べるとまだまだ十分な数字とは言えないように思えます。これは一体なぜなのでしょうか。

 実際LCCを一度も利用したことがない記者が思いつく要因のひとつは、LCCの多くが発着する成田空港が「とにかく遠い」という問題でした。

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最終更新:2019/12/10(火) 6:48
アーバン ライフ メトロ

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