ここから本文です

山崎まさよし「僕も他人の成功は面白くない。でも、“醜い自分”への葛藤が人間には必要だ」

2019/12/9(月) 14:00配信

新R25

最近、「自己肯定感を高めよう」「自分のことを好きになろう」みたいな話をよく聞きます。

でも、自分を好きになるって難しい。きっと誰もが心のなかに「好きになれない醜い自分」を飼っていて、そいつとの付き合い方に苦労しているはず。

そんなことを思い、「醜い自分との付き合い方」をテーマに、シンガーソングライター・山崎まさよしさんにインタビューしてみました。

デビュー以来、どんな曲でも飾らずかっこつけず、「醜い主人公」も見事につづってきた山崎さんは、現在公開中の映画『影踏み』にて、主演として“泥棒”役を熱演。

「警察や政治家じゃなく、底辺の人間の気持ちなら演じられると思った」とお話しされていた山崎さん、「醜い自分」についてめちゃくちゃ本音をぶっちゃけてくれました。

〈聞き手=サノトモキ〉

「他人がうまくいってるのを見るのは面白くない」山崎さんにもある、“醜い部分”

サノ:
ということで今回は「醜い自分との付き合い方」がテーマなんですけど…

なんか暗い話ですみません…

山崎さん:
いやいや全然、大丈夫ですけど。

結局、人間ってみんなそうじゃないですか?

隠してるだけで、みんな醜いし、人には見せられないようなみっともない自分を抱えてますよね。

サノ:
穏やかなイメージがある山崎さんにも、そういう自分がいるんですか?

山崎さん:
そりゃいます。若いころは、「自分さえよけりゃいい」と本気で思ってましたよ。

「歌と音楽さえよければ、人間性は最低でもいいだろ」とすら思ってた(笑)。

サノ:
(それはなかなかだな)

山崎さん:
いろんな人に嫉妬もしてましたね。

とあるアーティストが世界でCD売上No.1を叩き出したって雑誌で読んだとき、「なんでこんなもんが世界でNo.1やねん!」って思っちゃったこともありましたもん。

「なんでこれがウケてんねん!」って。

もちろん今では、「順風満帆に見える人も陰で努力と苦労を重ねている」とわかるんですけど…

それを理解したうえでもやっぱり、他人がうまくいってるのを見るのは面白くないんですよ。

とくに自分と同年代の相手に対しては、「あんなやつ、俺とほとんど変わらない、大したことないのに」って言いたくなる。

サノ:
わかりすぎてつらい…

そういう嫉妬をしてると、「ただ相手を批判したいだけの自分」に気付いて、「ああ、自分ダメだなあ」って落ち込んじゃったりします。

山崎さん:
いや、それでいいんじゃないですか?

「ダメだなあ」と落ち込む。それが「醜い自分」との向き合い方の答えだと思いますよ。

サノ:
えっ?

1/4ページ

最終更新:2019/12/9(月) 14:00
新R25

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ