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「ライオン」と「サル島」消える...京都市動物園 “人目線から動物目線へ“変わる『施設』の考え方

2019/12/9(月) 18:54配信

MBSニュース

開園して116年、日本で2番目に歴史のある京都市動物園では、『ライオン』の飼育を中止する方針を固めました。人気動物が姿を消す背景には何があるのでしょうか。

ライオンとサル島が消える

京都市左京区にある京都市動物園。年間約80万人が訪れる人気の動物園です。しかし、現在飼育されている雄ライオンで25歳の「ナイル」が死んだ後、新たなライオンの飼育はしないというのです。ライオンは本来“群れ”で活動する生き物ですが、スペースの確保が難しく、複数のライオンを飼育することができないため、今後の飼育は中止するとしています。

「若いライオンが活動的に過ごすのには少し狭いかなという気が致します。狭い中で工夫して頑張ってきてはいるんですけれども、複数個体をここで飼うのは無理があるかなというのが大きな理由です。」(京都市動物園 坂本英房副園長)

姿を消すのはライオンだけではありません。『アカゲザル』の飼育もやめるということです。約80年前に設置されたサル島も、飼育中のアカゲザルの群れを最後に閉鎖するとしています。

「昭和初期にできた施設で、『コンクリートと鉄製がかわいそう』とか、『日陰が無い』とか、ご批判を受ける施設でもあるので。アカゲザルの飼育を継続しないというのと同時に、改修して別の種類のサルを展示したい。」(坂本英房副園長)

「飼育しているライオンが不幸に…」中止の理由は“飼育環境の改善”のため

動物の繁殖技術に定評のある京都市動物園。人気動物の飼育の中止を決めたのは“飼育環境の改善のため”だといいます。

「継続を求める声もあるんですけれども、飼育しているライオンが不幸だということになると、それは違うかなという風に思いますので、辛くはありますけれども維持をしないという方向性を打ち出しているところです。」(坂本英房副園長)

京都市動物園では他にも5種類の飼育を中止する方針で、研究機関としての役割に重点を置くとしています。園の決定に街の人は…

「ちょっとさみしいかなという気はします。」(女性)
「まあしょうがないのかな。動物の環境とか考えると。」(女性)

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最終更新:2019/12/9(月) 18:54
MBSニュース

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