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【カペラS&中日新聞杯】藤田菜七子、JRA重賞初制覇!クールなレース運びと相棒との絆

2019/12/9(月) 17:23配信

SPAIA AI競馬

【カペラS】歓喜に包まれた中山競馬場

今年で12回目を迎える名物短距離重賞カペラSは香港国際競走や阪神JFに話題を取られ、馬券妙味こそあるものの、やや存在感の薄い印象があったが、今年はそれらに負けない話題を提供した。

藤田菜七子騎手がコパノキッキングで圧勝、Twitterトレンド入りを果たした。菜七子騎手がコパノキッキングとコンビを組んだのは初冬のフェブラリーS。小林オーナーが根岸Sを勝った直後にこのコンビを発表すると、たちまち一般紙にも取り上げられるほどの熱狂が生じ、やや話題性に欠ける真冬のダート戦線への注目度を引き上げた。

フェブラリーSから続くコンビは東京盃を勝ち、菜七子騎手の記念すべき初重賞勝ちで大井競馬を沸かせた。JBCスプリントでは一気に統一GIを制するのではと注目されるも、4角先頭で夢を見たが、ブルドックボスの強襲に屈して2着。

そして、JRA重賞初制覇をかけて臨んだカペラS。人気ではJBCレディスクラシックで2着だったゴールドクイーンに譲ったが、レースは違えど同じ浦和1400mでの記録はほぼ互角。過剰人気が常の菜七子騎手にしてはファンは冷静な判断を下した印象がある。ただ、コパノキッキングは前年の覇者でもあり、ゴールドクイーンに人気を譲る理由は少ない。このひとつでも人気が落ちた点に菜七子騎手フィーバーが特別ではなく日常へと鎮静化した証しではなかろうか。

先手争いから引いた地点で勝負あり

レースはゴールドクイーン、コパノキッキング、レッドアネラの先行争いがポイント。ながつきSで57キロを背負い33秒0で一気に逃げ切ったゴールドクイーンに対し、コパノキッキングと菜七子騎手は冷静だった。一度は逃げ争いに加わろうかというところで、レッドアネラとゴールドクイーンのツバ競り合いを見て、一旦引いたところがポイントだった。デビュー以来気難しさを抱えていたコパノキッキングを見事に一瞬でなだめてみせた。今年1年コンビを継続したからこそコントロールできた。引く判断も的確だった。

レース2ハロン目は10秒2と芝の短距離戦でもなかなか発生しない猛ラップ。この地点で下げた菜七子騎手の体内時計は大正解。前半3ハロン32秒9は速すぎた。直線入口で馬なりだったレッドアネラも急坂で末を失い、2、3着は中団後方勢。後半3ハロンは36秒4、前後半の落差は3.5秒。先行争いに加わっていれば、どうなっていたか分からない。

レース後のウイナーズサークルにできた歓喜の輪に向かい、はにかみながらガッツポーズで応えた菜七子騎手はコパノキッキングで結果を出してホッとした印象。コンビ継続を貫いた小林オーナーにもファンから大きな声援が飛んでいた。

敗戦組からはいったんゴールドクイーンを競り落としたレッドアネラは最後失速したが、スピード能力は十分に見せた。休み明けの分もあるが、この手のスピードタイプは馬なりから追いだしても伸びないことが多く、さらに早めに積極的にエンジンをふかすような競馬が合うだろう。組み合わせ次第でオープンでも通用する。

東大ホースメンクラブが分析した2強対決、両雄ならび立たずは見事だった。コパノキッキング1着、ゴールドクイーン5着とまさに明暗を分けた結果だった。

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最終更新:2019/12/9(月) 17:23
SPAIA AI競馬

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