ここから本文です

えっ、これ区報だったの? 全戸に配られる「しぶや区ニュース」がすごい件。

2019/12/9(月) 16:38配信

BuzzFeed Japan

10人の笑顔がはじける、素敵な写真を見つけました。実はこちら、東京都渋谷区が区内全戸に配っている区報「しぶや区ニュース」の11月15日号の表紙なんです。写っているのは、区内に住む同性カップルのみなさんです。【BuzzFeed Japan/小林 明子】

この美しいカップルの写真を見て、あなたは何を思いますか?

全体はこんな感じ。正真正銘の区報です。

渋谷区といえば、2015年11月5日に「パートナーシップ証明書」を全国で初めて交付しました。

これにより、同性のカップルも婚姻関係と異ならない程度の実質があるパートナー関係にある、と証明できることになりました。

2019年12月6日現在で、証明書を交付したカップルは39組にのぼるそうです。

同様のパートナーシップ証明制度は、全国の自治体に広がっています。

「私たちは26番目」 取得体験のリアル

渋谷区でパートナーシップ証明書を取得したカップルのうち5組が今回、「しぶや区ニュース」の表紙になりました。

表紙をめくると、見開きで座談会が収録されています。司会は、女装パフォーマーのブルボンヌさん。

「我々は2番目の交付でした」「私たちは26番目」などと、証明書を取得したきっかけや手続きについて、リアルな経験を話しています。

なんと......2年越しの企画

なぜ、このタイミングで区報に登場してもらうことになったのでしょうか。

渋谷区男女平等・ダイバーシティ推進担当課長の永田龍太郎さんが、BuzzFeed Newsの取材に感慨深そうに語ります。

「区民のみなさんに、LGBT当事者を『当たり前の隣人』として感じてもらいたくて、2年間あたためてきた企画なんです」

「全戸にポスティングされる区報ならば、これまで性的マイノリティに関する情報にアクセスするきっかけがなかったような方にも、知ってもらえるのではないかと思いました」

月2回発行する「しぶや区ニュース」では毎号、表紙と巻頭特集で「渋谷区のヒーロー」を取り上げているそうです。

パートナーシップ証明の制度開始から4周年を記念して、長谷部健区長と取得者との座談会を開催したところ、18人が参加しました。

そのうち5組10人が、実名で顔を出して写真を掲載することに応じたということです。

「性的マイノリティが顔や名前を出すべきだとは決して思いませんが、こうやって当事者が顔や名前を出せるようになったということは、暮らしやすくなってきている証かもしれないと考えると、うれしくなりますね」(永田さん)

1/2ページ

最終更新:2019/12/10(火) 1:05
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事