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【3つのゼロとは?】ジャガー・ランドローバーが目指すデスティネーション・ゼロ 日本法人社長が語る

2019/12/9(月) 12:23配信

AUTOCAR JAPAN

CASEに積極投資

text&photo:Yasuhiro Ohto(大音安弘)

モビリティの未来を体感できる共創型モビリティ・カンファレンス「Mobility Transformation」が、東京・虎ノ門ヒルズにて開催。ジャガー・ランドローバー日本法人のマグナス・ハンソン代表取締役社長が、ゲストスピーカーの1人として登壇し、基調講演を行った。

【写真】JLRの未来とジャガーIペイス【実車】 (113枚)

同イベントは、ライドシェアや自動運転などの新しいモビリティサービスを構築するキーカンパーニーとキーマンが一堂に会して、それぞれの取り組みやモビリティの未来について講演を行い、関係者らの学習と交流を図るものだ。

今後のモビリティサービスでは、自動車関連企業のみならず、IT企業に代表されるように、これまで直接的な関りのなかった企業が続々と参入し、従来とは異なる様々なサービスの提供が目指されている。

そんな未来への理解を深めることができるとあって、平日開催にも関わらず、1200名を超える来場者があったことからも、次世代モビリティ・サービスへの関心の高さを伺わせる。

英国の高級車ブランドであるジャガー・ランドローバー・ジャパンのハンソン氏は、「ジャガーが見据えるフューチャー・モビリティとは」と題した基調講演を行った。世界が大きな変革期に直面していることを踏まえ、ジャガーを例として、次世代のモビリティ実現への自動車メーカーの取り組みを紹介したのだ。

ハンソン氏は、次世代モビリティ戦略の重要な4つのファクター「コネクテッド」「自動運転」「シェアリング」「電動化」を含む「CASE」の実現のために、今、自動車メーカーが、時間とリソース、ノウハウを積極的に注ぎ込んでいくことの重要性を力説した。

Iペイスが示す次世代モビリティ

ハンソン氏は、すでにジャガー・ランドローバーが、CASEの4つの分野全てに多くの投資を行っているとしたうえで、一極集中とするのではなく、バランス良い資源の投入が重要であることを示した。

今後、ジャガー・ランドローバーが実現を目指す重要な課題としては、「ゼロエミッション」、「交通死傷者ゼロ」、「渋滞ゼロ」の3つを挙げ、その克服に向けたビジョン「デスティネーション・ゼロ」のもと、着実な歩みを進めていることを明言。

もちろん、困難な課題も含まれるが、決して、実現不可能ではないとした。

その取り組みの実例に挙げられたのが、ジャガー初のフルEV「ジャガーIペイス」だ。

0-100km/h加速5秒以下という高性能なクロスオーバーでありながら、EVとして実用的な400km以上の航続距離を実現。さらに同社のアドバンスト・エンジニアリングチームが開発したAI技術やソシューションが搭載されており、すでに路上で活用されていることを説明。

ゼロエミッションのエコカーであるだけでなく、次世代モビリティへと繋がる新技術も開発と搭載が進んでいることを解説した。

自動運転に2万台

また、Google傘下の企業である「Waymo」とのパートナーシップでは、Iペイスが自動運転のテスト車両として選定されている。

ハンソン氏は、今後2万台が納入されるとし、自動運転についても、相互協力が生む進化への期待を示した。

基調講演後には、経営戦略コンセルティング会社「ローランド・ベルガー」の貝瀬斉氏とモビリティ向けプラットフォームを開発提供しているIT企業「スマートドライブ」の北川烈氏を交えたトークセッションを行い、自動車メーカーが挑む次世代モビリティとそのサービスについてディスカッションが交わされた。

AUTOCAR JAPAN

最終更新:2019/12/9(月) 12:23
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