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【初代ビートル EV化】英国でも販売へ ドイツのスペシャリストから、救いの手

2019/12/9(月) 19:35配信

AUTOCAR JAPAN

VW純正EVキット イギリスへ

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

ドイツで、クラシックカーのEV化を行う「eクラシックス社」は、イギリスでの事業展開にあたりケンジントンにある「ジャックス・ガレージ社」と提携することにした。

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独eクラシックス社は今年はじめ、フォルクスワーゲンと提携し、eアップのパワートレインを使い、初代ビートルのEVコンバージョン・モデルを開発している。

フォルクスワーゲンから供給される純正部品によって限定生産が可能となり、ドイツでは9万9000ユーロ(1188万円)から販売されている。

今回の提携により、英ジャックス・ガレージ社は、イギリスで初めて純正部品を使って初代ビートルをEVにするビジネスを行うことになりそうだ。

しかし、ジャックス・ガレージが歩んできた道のりは、決して平坦なものではなかった。同社は、2年前の火災で72人の住人が死亡したグレンフェル・タワーの近くに拠点を置くのだ。

火災で経営悪化 従業員を解雇

火災事件の後、経営状況が悪化したというジャックス・ガレージ社。同社を率いるジョセフ・サラマは、スカイ・ニュースに次のように話している。

「火災後は、ひどいものでした。最初の数週間は、道路は閉鎖され、わたし達は営業することができず、支払いも滞り、パーツを受け取ることもできませんでした。その結果、事業はすぐにストップしてしまいました」

その後、売上は対前年比で数千万円規模で減り、従業員の半分を解雇することになったという。

サラマは、この売上の減少は近くに燃え残ったグレンフェル・タワーがあるため、人々がこのエリアを避けるようになったためと考えている。

そんなジャックス・ガレージ社を救うために手を差し伸べたのが、独eクラシックス社である。

今回の提携は、経営が悪化していたジャックス・ガレージ社の将来を明るいものとし、顧客層の拡大につながると期待されている。

「すでにアメリカ、ヨーロッパ、イギリスから問い合わせが来ています」とジャックス・ガレージ社のサラマは言う。

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最終更新:2019/12/9(月) 19:35
AUTOCAR JAPAN

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