ここから本文です

[ウインターカップ特集]大濠を率いる片峯聡太「我々は努力と工夫で進み続ける」

2019/12/10(火) 12:05配信

バスケット・カウント

「選手たちが自分たち自身で乗り越えようとした」

取材・写真=古後登志夫 構成=鈴木健一郎

アクシオン福岡に満員の観客を集めたウインターカップ福岡県予選の決勝。観客の興味はもちろん、福岡第一と福岡大学附属大濠による『福岡決戦』だった。11月2日のこの対戦、大濠は21点ビハインドで始まった最終クォーターに意地の追い上げで1桁差に詰め寄るも、福岡第一に押し返されて60-69で敗れている。ただ、本当の勝負は全国の舞台、ウインターカップに持ち越されただけ。総決算の大会にどんな意気込みで臨むのか、片峯聡太監督に話を聞いた。



──ウインターカップ県予選の決勝では福岡第一と対戦しました。試合後半に猛烈な追い上げもあって、内容的に見るべきものはありましたが敗れています。振り返るとどんな試合でしたか? 

全国大会の前哨戦として臨んだわけではなく、今ある力を出しきってどこまでできるかを考えていました。福岡第一とは数多く試合をさせていただいているので、相手のやりたいバスケットをいかにさせないかがテーマで、選手の努力と工夫で第一の走るバスケットは半減させられましたが、逆に重くなりすぎて、自分たちが点を取れなくなってしまった。そのオフェンスとディフェンスのバランスはまだまだ勉強不足だったと私自身も反省していますし、選手たちにも意識してほしいところです。ただ、努力すれば必ず良い方向に行くことも分かったので、前向きにとらえられる部分が多いゲームだったと思います。もちろん、次にウインターカップがあるからこそ、前向きにとらえなければいけない面もあります。

一番の収穫は、走るバスケットをするチームを走らせない方法に、みんなが手応えを得られたことです。また相手の留学生がゴール下にいて、今まではアタックできずに3ポイントシュートだけで対抗したりする面があったのですが、今回は何本ブロックされようと攻め続けることを一つのノルマにして、ゴールより高い位置にいる選手たちは果敢に攻めました。

それが第2クォーターになって続かなかったのですが、それで終わらずにチーム全員で自分たちで何とかしようとする姿勢が見られました。もちろん勝たなければいけない試合だし、負けたのは悔しいです。それでも、選手たちが自分たち自身で乗り越えようとしたのは、私からすると大きな成長だと見ています。

──ここから1カ月が最終調整となりますが、どんな部分をプラスしてウインターカップ開幕を迎えたいですか? 

この1年間、インターハイに出るにも福岡第一に勝たなければならない、この前の県予選も勝ちたいということで、どうしても相手を意識する時間が長くなりました。ここからは自分たちのスタイルにフォーカスして、選手たちの資質をしっかり出せるバスケットを作り上げたいです。もう一つは対戦相手がある程度予測できるので、戦術的な対策だったりスカウティングは徹底して、私自身が時間をかけて勉強するのは当然として、選手に伝えながら確認したいです。

──対戦カードが発表されました。2回戦で当たるであろう開志国際は昨年のインターハイで負けて、今年の能代カップでも負けています。意識するところは大きいのではありませんか? 

まずは1回戦があります。我々はインターハイに出ておらず、このチームで全国大会に臨むのは初めてなので、まずは気持ちを一つにして、自分たちのやることに集中して1回戦で海部高校と戦いたいと思います。1回戦を無事に勝つことができたら、開志国際と当たることになるでしょう。昨年のインターハイで負けていますし、能代カップでは私の至らなさで負けています。去年の3年生の思いもあるし、今年のチームにしても5月から成長してきた部分を選手がプレーで表現できる場になります。そこが表現できれば勝ち目は十分にあると思っていますし、みんなで努力したいと思います。

1/3ページ

最終更新:2019/12/10(火) 12:05
バスケット・カウント

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ