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「ライバルチームたちは我々を動揺させようとしていた」とフェラーリF1チーム代表

2019/12/10(火) 20:01配信

TopNews

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2019年シーズン中にライバルチームたちがフェラーリエンジンの合法性に疑問を呈したのは自分たちに「プレッシャーをかけるため」だったのだと考えている。

ライバルチームたちはフェラーリのエンジンが2019年シーズンの途中で突然50馬力もの出力を向上させたとし、これは合法的な手法では不可能だとの疑問を呈していた。

これに伴い、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はシーズン後半戦においてエンジンルールに関する詳細な技術通達を出すといった異例の対応を行っている。

だが、ビノットはライバルたちが指摘した50馬力の出力向上というのは事実ではなかったとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「実際のところ、その数値からはほど遠いよ」

「我々は最大でも20馬力だと考えているが、それでもかなりの数値であり大きなアドバンテージになるものだから満足しているがね」

ビノットは、実際のところライバルチームたちも本当にフェラーリが違反行為を行っていたと考えていたわけではないと考えているとし、次のように続けた。

「彼らは恐らく我々にプレッシャーをかけるためにそういう手を使ったんだろう。プレッシャーは動揺を生むからね。敵を動揺させるのもF1におけるゲームのひとつなんだ」

だが、FIAがエンジンルールに関する詳細な技術通達を出した直後に行われた第19戦アメリカGPではフェラーリのストレートスピードによるアドバンテージが突然消えてしまうという状況が発生。ライバルチームたちはこれはフェラーリが何かルールの抜け穴を用いた違法な手法を用いていた証拠だと考えていた。

アメリカGPでのパフォーマンス低下に関しては「その通りだよ」と認めたビノットだが、「しかし、彼らは間違った結論を導き出しているんだ」と続け、次のように付け加えた。

「我々はエンジンの運用方法は何も変えていなかったんだ。ダウンフォースをより大きく発生させるため、我々はドラッグ(空気抵抗)を増やしていたんだ。それによってコーナーでは少し速くなったが、ストレートでは遅くなっていたんだ」

ビノットは、FIAがエンジンルールの解釈に関して詳細な技術通達を行ったことは歓迎だし、今後も同様の対応を続けて欲しいと期待していると主張している。

「我々はそれに満足しているんだ。それによって非常に複雑なルールがより明確になるからね」

ビノットはそう語ると、次のように付け加えた。

「完全に明確になるかと言えば、恐らくそうではないだろう。あと2、3回技術通達が出されるはずだが、我々はルールの曖昧さを取り除こうとしているFIAを支持しているよ」

最終更新:2019/12/10(火) 20:01
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