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おまわりさん、そのパンツ一丁の人は「僕達の大学の先生です」 元・京大生への取材から生まれた漫画「数字であそぼ。」作者インタビュー

2019/12/10(火) 20:30配信

ねとらぼ

 「一度見たものは決して忘れない」ほどの超人的な記憶力を持ちながら、微分積分がさっぱり分からず留年する主人公、パチスロにハマって単位が取れない友人、問題を考え過ぎてパンツ一丁で路上を歩く教授……。

【画像】考え過ぎてパンツ一丁でウロウロ 数学者・加藤和也氏のエピソードが下敷きと思われるシーン

 こんなキャラクターたちが登場する「数字であそぼ。」(月刊flowers/小学館)は、大学数学の世界を描いたコメディー漫画。一見ぶっ飛んだ話にも見えますが、実は元・京大生へのインタビューを行った作品で、ネット上ではリアルだと共感する声も現れています。

 最新第3巻の発売(12月10日刊行)に合わせて、作者である絹田村子先生に加え、“大学数学の経験者”として数学イベントを主催するキグロさんもお呼びしてインタビュー。数学が好きな人たちの頭の中って、いったいどうなっているんです?

理系の人間にはリアルに見える“あるある”だらけ?

――― キグロさんは都内で「数学デー」「日曜数学会」を主催。数学好きのあいだでの「数字であそぼ。」の評判はいかがです?

キグロ:女性向けレーベルなので、周りには女性読者が多いのですが、好評ですよ。理系の人間から見ると“大学生活のあるある”が詰まった作品ですね。

――― 主人公・横辺は微分積分でつまづいて留年したり、線形代数が分からなくて犬にグチをこぼしたりと学業面でなかなか苦労していますが……

キグロ:物理学科や数学科は、進級が難しいことで有名なんですよ。難し過ぎて挫折してしまったり、そこまでいかなくてもテストで点がとれなかったり。授業参加者の半分は上級生、なんてこともあります。

――― 第1話に「椅子でグルグルしながら、アルキメデス螺旋(らせん)を考えている先生」がちょろっと登場しますが、こういうのはどうですか?

キグロ:これはやりますよね(笑)。

――― “あるある”というか“やるやる”ですか!

キグロ:頭がフル回転してるときって、体もじっとしていられないんですよ。椅子でグルグルしながら考えるのが好きな理系の人は多いと思います。

絹田:ずっと歩き回ったりもしますよね。少し体を動かした方が考えやすいのかなあ。

キグロ:教授などの登場人物に関しては「いるよね、こういう人」という感じですね。

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最終更新:2019/12/10(火) 20:30
ねとらぼ

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