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【スポーツを仕事にする】私が異業界からプロバスケットボールクラブに転身した理由

2019/12/10(火) 12:15配信

リクナビNEXTジャーナル

日本中を熱狂させたラグビーワールドカップの大成功は記憶に新しい。2020年には東京五輪も控え、スポーツの世界はますます盛り上がりを見せそうだ。そしてそれは、“スポーツをとりまく業界”で働いている人たちも同じ。この業界には、どんな人が働いているのか。どんな仕事があり、どんな魅力があるのか。一般企業からバスケットボールのBリーグ、川崎ブレイブサンダースに転職したビジネスパーソンに聞く。
株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース
社長室
板谷陽子さん

前職で、会社大好きを公言していた

(c)KAWASAKI BRAVE THUNDERS
クラブ創設は1950年。川崎に拠点を置くバスケットボールの名門として知られてきたブレイブサンダース。2016年から国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」に加わり、「B1(1部)」に名を連ねる。2018年からは東芝に代わってDeNAの傘下に入り、新たなスタートを切った。
この年、この関東の強豪チームの運営を手がけるDeNA川崎ブレイブサンダースに、8年務めた会社から転職、戦略立案やマーケティングなどを担当しているのが、板谷陽子さんだ。
「2016年にたまたまブレイブサンダースのゲームを見に行ったら、すっかりハマってしまいまして。何度もホームゲームを見に行っているうちに、こういう場を作るために働いている人たちもいるんだなぁ、とひらめきました。親会社がDeNA に代わると決まったとき、これは求人募集が出るかもしれないぞ、と思ってホームページを調べたんです」
2010年に東京大学教育学部を卒業、新卒で入社したのはサントリーホールディングス。就職活動では、飲料のプロダクトを持っているBtoCの会社を中心に回った。
「飲料というものがとても身近にあったことが大きな理由です。テニスをやっていたので、日常的にスポーツドリンクを飲んでいましたし、夜はみんなでお酒をワイワイ飲んだりするのが好きでした。働いた成果物がこんなプロダクトになって、友達や家族のところに届く。これは毎日きっと張り合いがあるはずだ、と思ったんです」
具体的な仕事としてイメージしたのは、ブランドマネージャーや営業。一方で、社員がキラキラしていて、会社も仲間も大好きという雰囲気に惹かれたこともあって、人に関わることにも興味があると会社には伝えていた。配属になったのは、人事だった。
「1年間、採用を専任で担当して2年目からは労務担当として人事制度設計や組合交渉、労働時間管理などを担当しました。厳しさ、苦しさも感じることはありましたが、とてもありがたい経験をさせてもらえたと思っています」
商品やお客様に近いところで仕事をしたい、と希望を出していた。6年目、それが叶ってお客様リレーション部門へ。ここで3年を過ごす。
「お客様からのさまざまな声に対応していく仕事でしたが、そこには改善のヒントがたくさん潜んでいるんですね。また、社内のモチベーションを大きく上げる声を聞くことも多かった。やりたいと思っていたことのど真ん中をやらせてもらうことができました」
お客様からの声は、嬉しい声も、厳しい声も刺激的だった。関わったプロダクトがどう世の中に届いているのか、よくわかった。飲料メーカーを志望した動機が、まさに体感できる部門。自分自身も大きくモチベーションが上がった。
もともと会社の雰囲気も大きな魅力に感じていた。まさに充実した日々。会社大好きを公言していた。ただ、やりたい仕事ど真ん中の仕事ができたことが、もやもやも生み出すことにもなった。
「お客様からの声で最も多いのは、やっぱり商品の中味について、だったんです。味がおいしい、感動した…それは私にとっても嬉しいことですが、考えてみたら私は商品の中味づくりの業務には関わっていないわけです」
お客様から最も喜んでもらえているところに、自分は直接関われていない…。その距離感にもどかしさが募るようになった。プロダクトを介さず、お客様に直接なにかを届ける仕事にチャレンジできないか。そんなことを考えるようになった。
一方でこの頃、プライベートで自分自身がのめり込めるものを見つけた。それが、川崎ブレイブサンダースのゲームだった。

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最終更新:2019/12/11(水) 12:01
リクナビNEXTジャーナル

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