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60歳からだと住宅ローンは組めない?老後生活の不安

2019/12/10(火) 17:50配信

ファイナンシャルフィールド

A子さんは58歳、もうすぐ60歳になる夫と2人暮らしです。家族のために頑張ってローンで購入した家も、子どもたちが巣立って行った今、大きくて世話が大変です。今後のことを思うと、もっとコンパクトな家にリフォームしたい。そうすれば、掃除も簡単になるのに。しかし、年金暮らしになるとリフォーム代なんてとても無理。

ふと、新聞に目をやると『60歳からの住宅ローン』という広告の文字が飛び込んできました。60歳から借り入れて、どうやって返すのでしょう?

リバースモーゲージ

高齢者が持ち家を担保に金融機関から借り入れをし、死亡後に担保である持ち家を売却して元金と利息を一括で返済する(利息だけ毎月返済するものもあります)仕組みを、リバースモーゲージといいます。

一般的なリバースモーゲージは、生きている間は生活資金を調達しつつ住み続けられるのが大きなメリットです。必ず売却で返済しなくても、相続人の資金で返済することも可能です。子どもたちに家を残す必要がない場合、とても良い制度です。資金は、事業や投資には使えません。

しかし、不動産を担保にするため、価格が下落して借入限度額が下がってしまうことがあります。長生きすることにより、生きている途中で限度額に達してしまうこともあります。他に、金利が上昇して利息が増えてしまうこともあります。このようなデメリットが起こるかもしれません。

また、金融機関によって取り扱いはあっても、一般的なリバースモーゲージの取り扱い地域が限定される場合があります。建物の評価額は古くなるほど下落します。よって、土地の評価額が、金融機関に定められた金額以上でないと融資されないため、地価が高い地域に限定されるのです。

社会福祉協議会にも65歳以上を対象とした不動産担保型生活資金の貸付がありますが、土地の評価額が原則1000万円以上必要です。市街化調整区域にある場合は原則対象外です。マンションも対象外です。このように、一般のリバースモーゲージは、土地家屋を持っていても使えない場合が多くあります。

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最終更新:2019/12/10(火) 17:50
ファイナンシャルフィールド

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