ここから本文です

石川遼はなぜパー5で“104アンダー”を稼ぐことができたか? データで見る2019年躍進の秘密

2019/12/10(火) 11:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

石川遼の2019年シーズンはシーズン3勝を挙げ、最多勝という結果となった。開幕戦を腰痛のため欠場し、自身の初戦となった中日クラウンズではゴルフ人生初の棄権を経験。いわばどん底から見事なカムバックを見せたこの1年、石川遼になにが起き、昨年とどう変化したのだろうか? データから読み解いた。

石川遼のドライバー連続写真

ティショットの指標が大幅に良化。2オン率が上昇し、パー5のバーディ率が1位に

石川遼のスタッツで注目したいのは全体の1位となっているバーディ率、なかでもパー5のバーディ率だ。石川のスタッツを見ると、昨年はパー3、パー4でのバーディ率はともに3位タイだったが、パー5でのバーディ率は30位タイだった。

それに対して、今年はパー3が3位タイ、パー4が4位タイだったのに対して、パー5は1位。数字も0.40から0.56と大幅に良化している。

これを実スコアの面から見ると、昨年はパー5で通算75アンダー(23試合)だったのに対し、今年は通算104アンダー(19試合)と、高いバーディ率を背景にパー5で大きくスコアを伸ばしていることがわかる。

そして、それを支えているのが、パー5での2オン率。昨年7位に対して今年は1位の21.53%と、より高確率で2オンに成功している。

そしてパー5での2オン率上昇の背景にあるのはなにかといえば、ドライバー平均飛距離の向上(289.35ヤードでで22位から300.92ヤードで9位へ)と、フェアウェイキープ率の上昇(44.50%で96位から52.33で66位へ)だろう。

昨年まではティショットに苦慮する姿が見られた石川だが、今年は飛距離・正確性ともに大幅に向上。それが2オン率の向上をもたらし、パー5でのスコア向上をもたらしたようだ。

10代のころの、恐れを知らずにドライバーを振り切る印象的な姿から、石川=ドライバーの印象があるが、近年はドライバーショットはむしろ石川にとって悩みのタネだった。実際、石川はシーズン開幕前、契約先のキャロウェイの新製品発表イベントの際、インタビューにこう答えている。

「ここ5年ぐらいドライバーで悩んでいて、一番悩んでいたのはスウィングのタイミングが他のクラブと比べてずれてしまうんですね。テストするといいデータのクラブはあるんですけど、シーズン通してみるとどうしてもアイアンに近づけたくなっちゃって、スピンを増やしていっちゃうんですよね、ドライバーで」

1/2ページ

最終更新:2019/12/10(火) 11:31
みんなのゴルフダイジェスト

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事