ここから本文です

手数料ゼロは仮想通貨にも──BlockFi、ビットコイン、イーサ、GUSDの手数料ゼロ取引を開始

2019/12/10(火) 7:00配信

CoinDesk Japan

仮想通貨レンディング・サービス・スタートアップのブロックファイ(BlockFi)は、普通ではない取引サービスを拡大している。手数料ゼロというモデルだ。

ブロックファイはギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)、ウィンクルボス・キャピタル(Winklevoss Capital)、コンセンシス・ベンチャーズ(ConcenSys Ventures)などが支援している。

取引データを機関投資家に提供

ブロックファイは、仮想通貨を売却することなく利益を得る方法を投資家に提供することで名を上げた。

顧客はビットコイン、イーサ、ステーブルコインのジェミニドル(GUSD)をブロックファイに預け、それらを担保に米ドルでの融資を受けたり、預け入れに対する利息を得る。一方、ブロックファイは、仮想通貨を取引のために必要とする大手機関投資家に貸して利息を受け取り、それを預け入れた顧客に還元する。

12月5日以降、ユーザーはもう1つの選択肢を手にする。顧客は口座残高を使って売買が可能になる。例えば、口座に預けているGUSDやイーサを使ってビットコインをさらに購入できる。

このサービスには取引手数料はかからない。異なる利益モデルを採用しているためだ。つまり、ユーザーの取引に関するデータを大手機関投資家に売却することで利益を出し、機関投資家はブロックファイで仮想通貨を売買し、マーケットメーカーとして機能することで流動性を提供する。

「マーケットメーカーは、どんな取引が行われているかに関する情報を欲しており、注文フローを受け取るためにサポートできる、可能な限り多くのプラットフォームと関係を持つことで彼らはそうした情報を手にする」と、ブロックファイのザック・プリンス(Zac Prince)CEOは述べた。同氏によると取引データは匿名化されて提供される。

取引事業に進出

これらのマーケットメーカーの一部は、仮想通貨レンディングではすでにブロックファイの顧客であり、サスケハナ(Susquehanna)、アクナ・キャピタル(Akuna Capital)、CMTデジタル(CMT Digital)などはブロックファイの出資者でもあるとプリンスCEOは語った。機関投資家がブロックファイで複数の取り組みを行うという事実は、彼らと戦略的関係を構築することに役立つとプリンス氏は述べた。

ブロックファイは、顧客への調査で、顧客が取引目的に仮想通貨を引き出すことが判明したため、取引事業への進出を決断したとプリンスCEOは語った。

「顧客に引き出しの際に『なぜ引き出すのですか?』と聞くと、最も一般的な回答は『取引するため』というものだった。我々の既存のユーザー基盤は取引を望んでおり、我々のプラットフォーム上で取引するためのプロダクトを開発することを求めていた」

1/3ページ

最終更新:2019/12/10(火) 7:00
CoinDesk Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事