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石川県立武道館にエアコン 来年4月、利用者「やっと」

2019/12/10(火) 1:49配信

北國新聞社

 金沢市の石川県立武道館の柔道場と剣道場に来年4月、エアコンが初めて導入される。近年の酷暑で稽古中に熱中症になる利用者もおり、関係者からは「ようやく快適に利用できる」と歓迎の声が上がった。「武道館は修行の場」という考えを取っ払い「選手ファースト」の環境を整える。

 1978年9月に開館した武道館は、柔道、剣道、弓道など武道の大会や教室が数多く開かれている。武道館によると、気温が上がる夏場は、西日が直接当たるため、夕方には38度前後まで室温が上昇する。このため稽古中に倒れる指導員もいたという。一方、冬の室温は3度程度まで下がり、筋肉や腱(けん)の損傷といったけがの懸念があった。

 近年の記録的な猛暑を受けて、利用者からエアコン設置の要望が多数寄せられたため、2億2600万円の県予算で空調設備も整うことになった。工事は16日から来年3月末まで行われ、観覧席各2機、道場に各4機の計12機が設置される。4月に再び開館する。

 武道館はミサイルやテロの発生時の避難所にも指定されており、エアコン導入で万一の事態でも快適な室温が維持できる。

 剣道の稽古で武道館を利用する会社員の若宮博行さん(62)=かほく市=は「やっとつくのかと歓迎の気持ち。もう修行とか言う時代じゃない」と話した。山辺哲夫館長は「快適な場所でできるので、これを機に武道の競技人口も増えてほしい」と期待する。

北國新聞社

最終更新:2019/12/10(火) 1:49
北國新聞社

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