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LINEで恫喝、深刻化する「ブラックバイト」問題。43万人が使うシェアエコAppは救世主か?

2019/12/11(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

人手不足を背景に、学生がバイト先から不当な扱いを受ける「ブラックバイト問題」が深刻化している。

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そんな中、ウーバーイーツやタイミーのように、時間制で単発バイトをすることができる「バイトマッチングアプリ」も人気を博している。

「希望休を入れたやつはコ◯ス」

「バイトの希望休が重なると社員からLINEのグループで『もし遊びで希望休を入れたやつがいたらコ◯ス』『気に入らない奴はきっていく』といった脅迫が送られてきます。機嫌を取りながらバイトをしないといけないのでとてもつらいです」(ブラックバイトユニオンに寄せられた学生からの相談メールより抜粋)

ブラックバイト問題が深刻だ。

学生アルバイト問題の解決に取り組む労働組合、ブラックバイトユニオン代表の渡辺寛人さんは、ユニオンに寄せられる相談は増え続けており、「近年は毎月100件ペースで推移している」と語る。

特に多いのは「賃金未払い」に加え、バイトを「辞められない」「休めない」という相談。非正規雇用の拡大に伴いアルバイトが任される業務の責任は重くなっており、正社員とほとんど変わらない業務を任されることも多い。

学生がいないと店が回らない状況に追い込まれた飲食店は、脅しとも取れる言葉で学生を「倫理的」に恫喝し、身動きが取れない状況に追い詰める。

「休みをもらおうとすると『最初の約束と違う。そんなことでは信用を失う』と脅された。あまりにひどいので辞めると言うと『大学に言うぞ』と脅された」(居酒屋でブラックバイトを経験した20代学生からの相談メールより抜粋)

「バイトを辞める」と申し出た学生に対し、新しく人を取るための求人広告費という言い分で最後の給料から数万円を天引きしたり、普段の給料は振り込みなのに「最後の給料は店に取りに来い」と圧力をかけるケースもあるという。

厚生労働省が2015年に学生1000人を対象に実施した調査では、バイト先の約6割が労働条件通知書等を交付しておらず、経験したアルバイトのうち約半数において、労働条件等で何らかのトラブルがあったと回答した、という結果も出ている。

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最終更新:2019/12/11(水) 17:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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