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神奈川県立衛生看護専門学校、養成2年課程廃止へ 定員割れ続き

2019/12/11(水) 5:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 神奈川県は10日、県立衛生看護専門学校(横浜市中区)に開設している看護師養成2年課程を廃止する方針を明らかにした。准看護師が看護師の受験資格を得る「第二看護学科」で、近年は入学者が定員の4分の1程度に落ち込んでいた。2020年4月の入学生を最後に募集を停止する。同日の県議会厚生常任委員会で報告した。

 県によると、06年に1万1320人だった県内の准看護師は18年に8558人に、進学率の高い20~44歳の准看護師も4853人から2064人に減少。定員40人の入学者は11年度から定員割れが続いており、17年度は20人、18年度は9人、19年度は7人にとどまっていた。

 少人数ではチ-ム医療を想定したグル-プワ-クに制約が生じるなど教育体制に影響が出るほか、専任教員8人で年間計約6千万円の運営費がかかるという。今後、県ホ-ムペ-ジなどで周知し、看護師資格取得に向けた進学支援制度の創設を検討するとしている。県内で同様の課程がある養成施設は、川崎市内の1カ所だけになるという。

 准看護師の養成を巡っては、黒岩祐治知事が12年6月、看護師の養成に力を入れるために停止する方針を表明。民間の養成施設に出していた運営補助費を16年度末に打ち切った。同校では、2年課程の「准看護学科」を13年春の入学生を最後に募集を停止し、15年3月に廃止した。

神奈川新聞社

最終更新:2019/12/11(水) 5:00
カナロコ by 神奈川新聞

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