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Lenny code fiction 新作はアニメ『炎炎ノ消防隊』のエンド曲。主人公の感情とも重なる、曲に込めたその思いとは? 

2019/12/11(水) 10:00配信

エムオンプレス

Lenny code fictionは、今年もとにかくライヴ三昧の日々を送っていた。ソロ、2マン他、夏も大型フェスへの出演を始め、とにかくライヴで地力をつけ、地に足を付けた活動で進化を続けている。そんな彼らが12月11日に5枚目のシングル「脳内」を発売する。これまで発売したシングル全てが、アニメのオープニングテーマに起用され、その音楽とアニメとの相性の良さは証明済みだが、「脳内」も人気テレビアニメ『炎炎ノ消防隊』のエンディングテーマに起用され、注目を集めている。この作品に込めた思い、そして今年の活動を踏まえ、来年はバンドとしてどこに向かっていこうとしているのかを聞かせてもらった。

【画像】Lenny code fiction 撮り下ろし写真

取材・文 / 田中久勝 撮影 / 森崎純子

自分の中にある根本的なものという意味で<脳内>という言葉を使いました(片桐)
ーー 今年もワンマン、2マン他、夏フェス、イベントと、とにかくライヴをやり続けた一年だったと思います。そこからバンドとして見えてきたことから聞かせてください。

片桐 今年は8月に1stアルバム『Montage』を発表できたこともあって、精神的に余裕とまではいきませんが、何をしたいのか、どこに向かうべきかを4人でしっかり共有できているので、気持ち的には固まっていました。それをどう表現していくか、ライヴに関しても細かい部分を4人で話し合う機会が多かったです。去年よりどう洗練させていくか、技術的な部分も含めて、より自己プロデュースできるようになったと思います。そういう意味では少し心に余裕ができたのかもしれませんが、自分達に合ったものをより無駄なく取り入れることができたと思います。

ソラ 自分達のツアーが2月に終わって、そこからは対バンライヴという“戦い”が続きました。負けないという気持ちを持った方が成長できると思うし、あいつらだけには負けねえぞっていう気持ちでステージに立っていたので、バンドの自力みたいなのもこの一年の経験で上がったと思います。これからそれを全力で披露しに行きます。やっぱり夏の「ロッキン」では特に成長できたという手応えがあって、「Make my story」(1stシングル/2018年8月22日発売)を演った時、すごく盛り上がってくれて、やっと認知されたという印象があの日は強くて、僕達のライヴを楽しんでくれるファンが増えたと実感できました。同時にこれで終わらせたくないというか、もっとファンを増やして、上に上がっていきたいっていう思いが更に強くなりました。

kaz 今までは対バンの相手や、フェスや会場の規模によって、こんなライヴにしようって頭の中で考えていたのですが、今年はそういうところは多少はありつつの、ベーシックな部分はあんまり頭で考えないで、メンバーでいちいち細かいことを共有しなくても、ある程度のところまではそれぞれの力だけでも持っていけたので、どんなライヴでもこれまでの自分達の“最高”を更新できたと思っています。精神的に少し余裕が生まれたからだと思います。

KANDAI フェス、イベント、ライブハウス、それぞれ別の戦い方があるというのはわかりましたが、敢えて課題を挙げると、今年は初めて行く場所が結構多くて、そういうところではまだまだ認知されていなくて。当然アウェー感を感じるので、来年は、まだ行ったことがないところ、ファンがいないところに飛び込んで行って、どれだけいいライヴができるかが勝負だと思う。

「脳内」が上がってきた時に、これは絶対に世に知らせたいっていう意味で、早く作り上げたいと思いました(ソラ)
ーー 「脳内」は1stアルバムを出した後のシングルということで、力も入ったと思いますが、最初に<脳内>という言葉が出てくる、サビ始まりのアグレッシヴかつキャッチ―な作品です。

片桐 サビ頭でいかにインパクトを与えて、掴むかが勝負だと思って、コーラスも一気に重ねて、歌詞は、自分の中にある根本的なものという意味で<脳内>という言葉を使いました。歌詞を書く時思い描いたものを、ストレートに出していきたいといつも思っていて、その思いをそのまま歌詞にしました。

ソラ デモを聴いて衝撃を受けて、一人でめちゃめちゃ大騒ぎしました。曲は毎日のように上がってくるのですが、その中でもひと際目立っていました。今すぐやろう!という感じで、みんなで作り上げていきました。それでいったん引き出しにしまって、今回『炎炎ノ消防隊』のエンディングテーマのお話をいただいて、自信を持って提出しました。

kaz いつも何曲か集まったら一気にメンバーでアレンジするのですが、この曲に関してはソラのテンションが凄くて(笑)、この曲だけに全力投球しました。そのテンションに負けないようにベースを弾いたのを覚えています。ソラはすごくいいおもちゃを見つけたときのようなはしゃぎ方でした(笑)。

ソラ 俺が一番の(片桐)航の作るもののファンなので、航のクリエイティブな部分をいかに世の中に伝えていくかが俺の仕事だと思っていて。「脳内」が上がってきた時に、これは絶対に世に知らせたいっていう意味で、早く作り上げたいと思いました。

ソラの“圧”もありましたが、密かに熱狂していました。これは化けるなという感覚は最初から感じていました(KANDAI)
ーー ギターソロから一気にテンポが変化していって、曲の世界観に引き込まれます。

ソラ みんなでアレンジしていくうちに、もしこのままシンプルにいったら今までの自分達の曲と変わらない雰囲気になってしまうと思って、それでは面白くないので、教科書通りにはやらずに、変化を与えていきました。

KANDAI ソラの“圧”もありましたが、密かに熱狂していました。これは化けるなという感覚は最初から感じていました。

自分の言葉でそのアニメを表現するのも楽しいし、元々映画を観て自分で感じた事を曲にしたりしていて、それが身になっていると思う(片桐)
ーー 今回の「脳内」も含めて、これまでの作品は全て注目アニメのテーマソングに起用されています。制作サイドの考え方もあると思いますが、アニメに寄せて書くのか、自分達の今思っていることを優先して書くのか、どちらですか?

片桐 アニメのテーマソングを手がけるアーティストによってそれぞれだと思いますが、俺は寄せることに肯定派で、元々ちっちゃい頃からアニメをすごく見ていて、全然アニメの内容と関係ない曲って、やっぱり気づくんですよ、子供ながらに。でもそうじゃなくて、これもしかしてアニメの内容を歌詞にしていると思うと、テンションが上がったり、『ONEPIECE』の「ウィーアー!」は最強だと思う。それくらい感動がある方がいいと思うので、挑戦したら意外と得意だったみたいで。自分の言葉でそのアニメを表現するのも楽しいし、元々映画を観て自分で感じた事を曲にしたりしていて、それが身になっていると思う。今回も、他人からのイメージは悪魔だったとしても、それが自分の中で正義なら貫いていたい意志と、その情熱を絶やしたくないという、主人公の森羅日下部の持つ大切な感情と重なると嬉しいです。もちろん自分達の主張も大事で、必要な部分だと思うけど、それはここぞっていう時に出す方がカッコいいかなと。このフレーズは譲れないとかは、さすがにありますけど、歌詞に関しては、アニメに寄せて考えるというのは、自分の幅を広げることだからと思っていつも書いています。

ライヴに重きを置いて、足りない部分を補って武器を増やすというコンセプトで作りました(片桐)
ーー カップリングは「ヴィランズ」と「Time goes by」という2曲が収録されていますが、「脳内」というメイン曲とカップリング曲で、どんな意味合いを持ったシングルにしたいと思いましたか?

片桐 最初は、「脳内」に直結した、ダーク感や力強さをトータルイメージにしようか、ライヴに足りないピースをシングルとして完成させるか、迷いました。「ヴィランズ」のような、「脳内」よりももっと縦ノリというか、よりエモい曲が足りないっていうのはずっと話していたので、ライヴに重きを置いて、足りない部分を補って武器を増やすというコンセプトで作りました。

ソラ プロデュースを告井孝通さんにお願いしました。akkinさんとはまた違ったアプローチで一緒にサウンドを構築していって、非常に勉強になりました。

ーー 「ヴィランズ」はハードなサウンドだけどメロディはポップで、ラップも入っていて、確かにライヴで盛り上がっているのが想像できます。<悪党たち>とかそんな意味合いですよね。

片桐 よりダークで怪しい曲を作ろうと思った時、マンガとか映画の中でよく「ヴィランズ」という言葉が出てくるので、これにしようって思いました。

ーー 「Time goes by」はLenny code fictionの王道を踏襲しつつ、進化させた一曲という感じ、言葉の瑞々しさが印象的です。

片桐 19歳の時に作った曲で、当時の根本的な気持ちのようなものは、忘れている部分もあるかもしれないけど、メロディや歌詞のニュアンスはほぼ変わっていなくて。それを楽器やリズムで変えていって、熱を残しながら進化させたという感覚です。

常に最高を更新していくことを目指して、ひと回り大きくなってまた夏の大型フェスのステージに立ちたいです(kaz)
ーー 12月10日は渋谷WWWXでシングルリリース記念2マンライヴがあって、1月から『Lenny code fiction Presents 5th Single「脳内」 Release Tour“ロックの復権”』と題して、ワンマンと2マンライヴと、年明けから早速ライヴ、ライヴ、ライヴです。

kaz  ワンマン、2マン共に、常に最高を更新していくことを目指して、ひと回り大きくなってまた夏の大型フェスのステージに立ちたいです。

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最終更新:2019/12/11(水) 10:00
エムオンプレス

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